近鉄百貨店news|年商1135億円・経常利益39億円・純利益28億円
(株)近鉄百貨店(大阪市阿倍野区、秋田拓士社長)の2024年2月期は売上高が1135億0600万円(前期1078億4800万円)、営業利益39億0200万円(前期営業利益15億6600万円)、経常利益38億6400万円(前期経常利益19億4500万円)となり、当期純利益27億7700万円(前期当期純利益18億9300万円)だった。
昨年5月に新型コロナウイルスの位置づけが5類感染症に移行したことで、社会経済活動が正常化に向かうとともに、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな景気回復基調で推移した。
主力の百貨店業界では、行動制限の緩和による外出機会の増加などから消費マインドが回復。さらには円安効果と入国制限解除を背景にインバウンド需要の伸びが売上を押しあげ、全国百貨店売上高は大都市を中心に好調に推移した。
また、近鉄百貨店グループは、「くらしを豊かにするプラットフォーマー」を長期ビジョンとした「中期経営計画(2021~2024年度)」を2021年4月に策定。あべの・天王寺エリアの魅力最大化など4つの基本方針に基づく諸施策を強力に推進し、各事業の収益力向上に懸命の努力を払った。