ナフコnews|年商1921億円5.0%減・経常利益42.5%減の減収減益

(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)が2024年3月期の本決算を発表した。

2023年4月1日~2024年3月31日の業績は、売上高1921億1600万円(前期比5.0%減)、営業利益51億6400万円(44.0%減)、経常利益55億5200万円(42.5%減)、当期純利益31億0700万円(44.9%減)の減収減益だった。

営業利益率2.7%、経常利益率2.9%。

同社は、各セグメントの強化に注力しつつ、プライベート・ブランド商品の拡充に努め、サービスの提供に取り組んだ。節約志向の高まりによる買い控え、春先の天候不順と秋以降の暖冬の影響など厳しい状況下ではあったが、ペット用品などが好調に推移した。

「資材・DIY・園芸用品」は売上高876億8800万円(6.5%減)。除草剤や刈払機などの除草関連商品や、夏場の猛暑により散水関連用品が好調だった。一方で、第3四半期以降では気温が高く推移したことで、防寒衣料や防寒用品が苦戦した。年明け以降は西日本を中心に雨天が多く、雨関連商品は好調だったが、春のガーデニング関連商品などは苦戦した。

「生活用品」は売上高495億9900万円(3.2%減)。食品部門では、猛暑によりお茶などの飲料の需要が増加した。また構成比の高い日用品では、洗濯洗剤や殺虫剤の販売が好調だった。一方で、暖冬の影響もあり、暖房用品など季節用品が前事業年度を下回った。

「家具・ホームファッション用品」は売上高365億0200万円(7.7%減)。夏物寝具やマットレスなどが好調だった寝具部門が堅調に推移した。一方で、暖冬によりコタツの販売が低迷した。

「その他」は売上高183億500万円(3.4%増)。ペット用品では、ペットフードのほかペットシーツなどの消耗品が引き続き好調に推移し、前事業年度を上回った。

4店舗を新設し、2店舗を閉鎖した。これにより3月末店舗数は361店舗となった。同社は鹿児島県から宮城県まで34府県で店舗展開する。

なお、2025年3月期は、売上高1930億円(0.5%増)、営業利益65億円(25.9%増)、経常利益68億0300万円(22.5%増)、当期純利益37億8000万円(21.6%増)を見込む。

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