アルペンnews|第3Q売上高1824億円2.0%増・経常利益16億63.3%減
(株)アルペン(名古屋市中区、水野敦之社長)が2024年6月期第3四半期の決算を発表した。
7月1日~2024年3月31日の連結業績は、グループの売上高1824億4900万円(前年同期比2.0%増)、営業利益3億0200万円(90.5%減)、経常利益15億9000万円(63.3%減)となり、四半期純利益1億2500万円(95.7%減)となった。
同社グループは、福岡県・愛知県への第2・第3となる大型旗艦店の出店を強化するとともに、既存店の商品構成や売場構成の見直しを進めた。店舗スタッフの専門向上への取り組みなど、店舗売上高の向上に努めた。また、ECと店舗との連携強化、アプリ会員への情報発信の充実など、デジタル領域の取り組みも引き続き進めた。結果、第3Q売上高は前年を上回ることとなった。
商品部門別ではゴルフ用品の既存店売上高が前年実績を下回った。ゴルフクラブは新モデルや中古クラブが順調に推移したが、アパレルや小物などの新規需要の減少や、猛暑・暖冬などの気候影響から、全体としては伸び悩んだ。
競技・一般スポーツ用品、スポーツライフスタイル用品の既存店売上高は前年実績を上回った。競技用・汎用ともアパレルや防寒用品は暖冬の影響で低調だったが、シューズやギア系のアイテムはスポーツ活動の回復とともに、商品構成や売り場見直しの効果で好調に推移した。
アウトドア用品の既存店売上高は前年実績を下回った。アウトドアアパレルやトレッキングでは好調が続いたが、キャンプ用品は厳しい市場環境が続いており低調だった。
店舗の出退店は、スポーツ業態5店舗、ゴルフ業態3店舗、アウトドア業態5店舗を出店し、スポーツ業態2店舗、ゴルフ業態3店舗、アウトドア業態2店舗を閉鎖した結果、第3Qの店舗数はスポーツ業態188店舗、ゴルフ業態196店舗、アウトドア業態24店舗の計408店舗となり、売場面積は6585坪増加し26万2201坪となった。