トライアルnews|第3Q売上高5372億円・経常利益162億円/今年3月上場
(株)トライアルホールディングス(福岡市東区、亀田晃一社長)の2024年6月期第3四半期決算は、売上高5372億1700万円、営業利益153億9700万円、経常利益161億6700万円、四半期純利益は94億9400万円。
営業利益率2%、経常利益率3%。
トライアルホールディングスは2024年3月21日付で東京証券取引所グロース市場に上場したため、2023年6月期の四半期連結財務諸表を作成していないため、対前年増減率は記載していない。
主な事業部門の概況をみると、流通小売事業では、既存店売上高は、加工食品や生鮮食品などが牽引したことに加えて、惣菜の支持率が上昇したことにより好調に推移した。新規出店は、スーパーセンターを5店舗、smartを4店舗、小型店を27店舗出店した。これには2023年10月に青森県で食品スーパーを運営する(株)佐藤長より譲り受けた18店舗(smart3店舗、小型店15店舗)を含む。
一方、スーパーセンターを1店舗、smartを4店舗、小型店を1店舗閉鎖した。改装は、メガセンターを5店舗、スーパーセンターを15店舗、smartを2店舗、小型店を1店舗で実施した。第3四半期末の店舗数は、315店舗(うちFC3店舗を含む)。流通小売事業の売上高は5350億8300万円、セグメント利益は174億6300万円。
リテールAI事業では買い物体験の提供や店舗オペレーションの省力化を目指したリテールテクノロジーの開発及び面の拡大のための、積極的な投資を行っている。Skip Cartの導入推進により、2024年3月末時点のグループ外での導入も含む導入店舗数は218店舗、導入台数1万9617台)まで拡大している。以上の結果、事業売上高は7億2100万円、セグメント損失は4億1800万円となっているが赤字幅の縮小の兆しが出ている。
通期では連結売上高7110億6700万円(8.9%増)、営業利益185億7500万円(33.0%増)、190億4500万円(32.6%)、当期純利益107億7400万円(33.3%)を計画している。