DCMnews|第1Q営業収益1415億円14.2%増・経常利益2.2%増

DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長)が2025年2月期第1四半期の決算を発表した。

3月1日~5月31日の業績は、営業収益1414億8700万円(前年同期比14.2%増)、営業利益102億3300万円(10.9%増)、経常利益93億0800万円(2.2%増)、四半期純利益56億9100万円(0.4%増)と増収増益となった。

営業利益率7.2%、経常利益率6.6%。

販売面については、4月以降の気温上昇に伴ってエアコンや扇風機などの電気冷房機器が好調に推移したが、3月の全国的な気温低下や5月下旬の西日本の大雨など、天候不順の影響を受けた。DCMブランド商品については、原材料価格の上昇と円安による仕入価格の上昇、物流コスト上昇などの影響を受けているが、環境に配慮した商品開発、節電や節約商品の新規展開、販促強化、エクスプライス(株)のPB商品(MAXZEN)の重点販売に取り組んだ。

園芸部門の売上高は278億3700万円(21.2%増)。
気温上昇により、除草剤や刈払機などの雑草対策用品が好調に推移したが、3月の気温低下や4月以降の降雨の影響もあり、花苗や鉢花などは低調だった。

ホームインプルーブメント部門の売上高は270億7900万円(14.2%増)。
DIY関連商品については、プロ向けの商品は好調に推移している。また、防災意識の高まりにより、家具転倒防止用品などの防災用品が好調に推移したが、木材・資材関連は低調だった。

ホームレジャー・ペット部門の売上高は201億2200万円(16.6%増)。
3月は部門全体で天候不順の影響を受けたが、4月以降は気温上昇によりカー用品やレジャー用品が好調に推移した。自転車用のヘルメットと犬猫フードを中心としたペット用品については、前期の反動を受けて低調だった。

ハウスキーピング部門の売上高は289億1800万円(25.0%増)。
マスクなど衛生用品の需要低下によって、ハウスキーピング部門全体では低調だったものの、トイレットペーパーなどの紙関連商品は好調に推移した。また、外出需要の増加により、ステンレスボトルや行楽用品なども好調だった。

ホームファニシング部門の売上高は62億7200万円(14.3%増)。
3月は毛布などの冬物寝具が好調に推移した。新規展開のDCMブランド商品は好調に推移したが、生活必需品の値上げや外出需要増加の影響などもあり、低調だった。

ホームエレクトロニクス部門の売上高は107億5000万円(25.4%増)。
3月はファンヒーターなどの暖房用品、4月以降はエアコンや扇風機などの電気冷房機器が好調に推移した。また、店頭におけるエクスプライスのPB商品(MAXZEN)の重点販売の効果もあり、冷蔵庫等の家庭電器も好調だった。

今期は1店舗を新規出店し、1店舗を閉店した。5月末時点の店舗数は840店。

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