フジnews|第1Q営業収益2064億円5.4%増・経常利益72億円9.0%増
(株)フジ(広島県広島市、山口普社長)の2025年2月期第一四半期は営業収益1961億6500万円(前年同期比0.4%増)、営業利益14億3500万円(38.6%減)、経常利益18億0900万円(35.4%減)、四半期純利益は1億0700万円(94.0%減)。
営業利益率0.1%(1.2%)、経常利益率0.1%(1.4%)。( )は前年同時期数値。
部門別売上高および粗利益率は、食品が1599億8000万円期(1.7%増、26.4%)、衣料54億5800万円(6.2%減、37.8%)、住居余暇120億8100万円(1.4%増、23.8%)。
期初の3月1日に(株)フジを存続会社、(株)フジ・リテイリングおよびマックスバリュ西日本(株)を消滅会社とする吸収合併を実施した。「新生(株)フジ」では2030年度目標を「営業収益1兆円」とする3カ年の中期経営計画を実行している。「ESG経営の推進」を念頭に置き、「企業文化の確立」「既存事業の改革」「事業インフラの統合とシナジー創出」を基本戦略として、統合によるシナジーを創出すべく、事業インフラの統合と最適化、調達、販促の統一などを進めている。
店舗面では各社が保有していた資産を徹底活用すべく、改装や建て替えによる既存店活性化を進めており、期中は、9店舗で改装による活性化を実施した。また、3月にマックスバリュ塩冶店(島根県出雲市)を新規出店、4月にマックスバリュイオンタウン防府店(山口県防府市)をディスカウントからスーパーマーケットへ業態転換した。
移動スーパーは拡大を積極的に進めていて、4月にマックスバリュ備前店では島嶼部向けの新たなルートを拡大するなど、導入車両数128台、456ルートで展開している。
フォーマット別の状況ではスーパーマーケットは1.1%増、ディスカウント0.9%減となった。移動スーパーは22.8%増。