H2Onews|第1Q売上高1619億円4.6%増・経常利益96.4%増

エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪市北区、荒木直也社長)が2025年3月期の第1四半期決算を発表した。

売上高は1618億9500円(前年同期比4.6%増)、収益認識に関する会計基準等適用前の売上高に相当する総額売上高は2763億8200万円(13.0%増)となった。営業利益は92億6600万円(94.7%増)、経常利益は101億9800万円(96.4%増)、四半期純利益は264億6400万円(685.0%増)だった。百貨店事業が業績を牽引し、総額売上高、営業利益ともに予想を上回った。総額売上高、営業利益以下の各段階利益が第1四半期として過去最高となった。

営業利益率5.7%、経常利益率6.3%。

百貨店事業の総額売上高は1553億9200万円(25.8%増)、営業利益は79億6000万円(170.3%増)。堅調な国内売上げ、急伸するインバウンド売上げを背景に、阪急本店を中心とする都心店が好調に推移した。総額売上高・営業利益ともに第1四半期で過去最高となった。

食品事業の総額売上高は1033億8700万円(0.3%増)、営業利益は15億4200万円(5.8%減)。食品スーパーは、客数が回復して既存店売上高が前年を上回ったが、客単価が前年並みで、売上高は横ばいとなった。賃金制度変更による人件費が増加したことで減益となった。

食品スーパーを経営するイズミヤ・阪急オアシス(株)は増益だったが、売上高は計画未達となった。(株)関西スーパーマーケットは前年好調の反動もあり減益となったが、ほぼ想定通りの進捗だった。

商業施設事業は、総額売上高82億3600万円(1.8%増)、営業利益13億4100万円(46.8%増)。ビジネスホテルを運営する(株)大井開発では、宿泊需要が戻るなか、機動的な価格施策が奏功し、客室稼働率が95%を超えて推移し、増収増益となった。SC店舗はテナント売上げが好調に推移した。

通期は、売上高7020億円(6.8%増)、営業利益295億円(12.6%増)、経常利益300億円(7.6%増)、当期純利益300億円(37.0%増)を見込む。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧