トライアルnews|売上高7179億円9.9%増/経常利益198億円37.8%増
(株)トライアルホールディングス(福岡市東区、亀田晃一社長)は2024年6月期の連結決算は、売上高7179億4800万円(対前年増減率9.9%増)、営業利益191億6100万円(37.2%増)、経常利益197億8900万円(37.8%増)、当期純利益は114億3900万円(41.5%増)となった。
営業利益率2.7%(2.1%)、経常利益率2.8%(2.2%)。( )は前年数値。
流通小売事業では、既存店売上高は、加工食品や生鮮食品など毎日消費する食品が牽引したことに加えて、惣菜の支持率が上昇したことにより好調に推移した。
小売事業の売上構成比は食品73.5%(グロサリー31.1%、デイリー18.3%、生鮮4品24.1%)、非食品26.5%(生活12.1%、ハード9.4%、アパレル他5.0%)。新規出店は、スーパーセンター7店舗、smart4店舗、小型店を30店舗出店した。新規出店数には、2023年10月に青森県で食品スーパーを運営する(株)佐藤長より譲受された18店舗(smart3店舗、小型店15店舗)を含んでいる。
一方、スーパーセンターを1店舗、smartを4店舗、小型店を3店舗閉鎖した。期末店舗数は、318店舗(FC3店舗を含む)。改装は、メガセンター5店舗、スーパーセンター20店舗、smart3店舗、小型店2店舗で実施した。売上高は7149億2100万円、セグメント利益は218億8700万円。
リテールAI事業では利便性の高い買い物体験の提供や店舗オペレーションの省力化を目指したリテールテクノロジーの開発及び面の拡大のための、投資を実施している。Skip Cartの導入推進(2024年6月末時点のグループ外での導入も含む導入店舗数は223店舗、導入台数1万9579台)によって、顧客の利便性向上と同時に、店舗のスループット(時間当たりのレジ通過客数)が上昇している。その結果、事業売上高は9億1800万円、セグメント損失は5億2000万円となった。