マツキヨココカラnews|第1Q売上高2597億円4.6%増・経常利益1.6%減
(株)マツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区、松本清雄社長)が2025年3月期の第1四半期決算を発表した。
4月1日~6月30日の業績は、売上高2597億4900万円(4.6%増)、営業利益172億7900万円(1.0%減)、経常利益183億4500万円(1.6%減)、四半期純利益116億7300万円(2.7%減)の増収減益となった。
営業利益率6.7%、経常利益率7.1%。
マツモトキヨシグループ事業の売上高は1620億1000万円(6.0%増)、セグメント利益は125億6000万円(6.6%増)。マスクや検査キットなど、新型コロナウイルス関連商品の反動減はあったものの、都市部や繁華街、商業施設内などの人流の拡大や訪日外国人観光客の増加により、医薬品や化粧品を中心として売上げが好調に推移した。
PB商品では、「matsukiyo」から人気保湿ケア商品「ヒルメナイドシリーズ」の新たなラインナップとして「ヒルメナイドスプレー」の展開をスタートさせた。また、「matsukiyoLAB」からアスリートラインとサステナブルロカボラインを、「ザ・レチノタイム」からそれぞれ新商品を発売した。
国内では19店舗を新規出店し、2店舗を閉店した。6月末時点の国内店舗数は1921店(うち調剤薬局数441店舗。健康サポート薬局36店舗)。薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗は237店舗まで拡大した。
海外では、グアムに新規出店した。6月末時点の海外店舗数は、タイ王国で23店舗、台湾で21店舗、ベトナム社会主義共和国で5店舗、香港で6店舗、グアムで1店舗の合計70店。
ココカラファイングループ事業の売上高は967億1700万円(1.9%増)、セグメント利益は48億2000万円(3.4%減)。「利便性の追求-お客様との繋がりの深化」「独自性の追求―体験やサービス提供の新化」「専門性の追求―トータルケアの進化」の3つの国内重点戦略に対して、マツモトキヨシグループ事業と同様の取り組みを実行した。マスクや検査キットなど、新型コロナウイルス関連商品の反動減はあったものの、ロイヤルカスタマーの醸成に向けた効率的かつ効果的な販促策の実施により、医薬品や化粧品の売上が好調に推移した。
国内では8店舗を新規出店し、5店舗を閉店した。6月末時点の国内店舗数は1563店(うち調剤薬局数537店舗。健康サポート薬局101店舗)。
通期は、売上高1兆0500億円(2.7%増)、営業利益775億円(2.4%増)、経常利益815億円(1.2%増)、通期純利益525億円(0.3%増)を見込む。