アインnews|第2Q売上高2149億円10.9%増・経常利益63億円32.1%減

(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)が2025年4月期の第2四半期決算を発表した。売上高2148億6000万円(前年同期比10.9%増)、営業利益58億7200万円(32.9%減)、経常利益63億3800万円(32.1%減)、四半期純利益32億1200万円(38.9%減)で、増収減益となった。

営業利益率は2%(4.5%)、経常利益率は2%(4.8%)。( )は前年数値。

ファーマシー事業では、「確かな専門性で地域のかかりつけ薬局に」を目指す姿として掲げ、「かかりつけ薬剤師・薬局」の機能発揮に取り組んでいる。また、患者の利便性向上のためのDX推進では「公式アプリ いつでもアイン薬局」やLINE公式アカウント等により、処方箋送信サービスの利用環境を整えている。

その他の施策では、国家戦略特別区域である大阪府大阪市では薬局DX推進コンソーシアムの一員として、2024年10月に全国初となる「異なる法人間における調剤業務の一部外部委託」の実証を行った。高額医薬品の処方により処方箋単価が上昇するとともに、かかりつけ薬剤師・薬局としての機能強化や待ち時間短縮等の患者向けサービス向上により処方箋枚数は増加した。ただし、ファーマシー事業では販売管理費が増加し、セグメント利益では減益となった。

出店状況は、M&Aを含め、グループ全体で合計31店舗を出店し、4店舗を閉店、10店舗を事業譲渡した。グループにおける薬局総数は1248店舗。

リテール事業は、コスメティックストア「アインズ&トルペ」を展開しており、コスメを中心とした独自性のある商品構成やアジアンコスメの独占・先行販売等の施策を行うことで他社店舗との明確な差別化を図っている。

2024年8月には、インテリア雑貨の企画から製造・販売までを行う「Francfranc」がグループ入りした。Francfrancの寄与により、売上高が伸長した。また、アインズ&トルペの既存店及び前期出店店舗の客数が堅調に推移していることに加え、前期から引き続きアジアンコスメや高価格帯コスメ等の売上げ伸長で単価が上昇した。

今後、アインズ&トルペとFrancfranc双方の強みを活かしたシナジーを発揮するとともに、商品力の強化や魅力的な売場づくりを行っていく。

出店状況は、アインズ&トルペとして4店舗を出店し、2店舗を閉店したことで、店舗数は83店舗となった。また、Francfrancは161店舗がグループ入り後、1店舗閉店したことにより、店舗数は160店舗となり、リテール事業における店舗総数は243店舗となった。

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