U.S.M.Hnews|第3Q営業収益5356億円2.0%増/経常損失10億円

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(東京都千代田区、藤田元宏社長、略称:U.S.M.H)の2025年2月期第3四半期の業績は、営業収益5355億8700万円(対前年増減率2.0%増)、営業損失10億6200万円、経常損失10億1800万円、四半期純損失30億4000万円となった。

同社は2024年11月末の(株)いなげやとの統合を契機に、コスト適正化を始めとした経営基盤の強化に向けた取り組みに着手したばかり。これまでの事業会社間の関係を抜本的に見直し、全体の連携強化により、首都圏最大規模のスーパーマーケットとして強固な経営基盤を構築する体制への移行を目指している。

当面は、①規模を活かした加工食品、日配食品を始めとした一括仕入調達体制を構築する、②コスト適正化のため人事・総務・ITなどバックオフィス部門を集約し共通業務の効率化を図る、③業務品質の向上に向けIT・ロジスティクス・店舗開発などの業務を統合し、情報共有の迅速化とマーケティング機能の充実等を図る、ことを目標に取り組む。

(株)マルエツは2983億0100万円(3.1%増)、営業利益37億5100万円(1.8%減)、経常利益37億4000万円(0.6%減)。来店客数および客単価が前年同期を上回り、営業収益は増収となった。また売上総利益が改善し、最終利益は増益を確保した。

(株)カスミは、営業収益2037億7000万円(1.5%増)、17億3800万円の営業損失、16億8800万円の経常損失となった。客数が回復傾向にあり、客単価も前年同期を上回ったことで増収したが、売上総利益率が前年同期に対して0.7%悪化に加え、外形標準課税の税率変更の影響も受けたことで最終利益は前年同期に対し20億円の減益となった。

マックスバリュ関東(株)は営業収益332億円(1.2%減)、2億5400万円の営業損失、2億6700万円の経常損失となった。前期末に店舗を閉鎖した影響により減収となり、さらに人件費を始めとして販管費が1.7%増加したことで、営業利益は前年同期比を下回り、最終利益は前年同期に対し3億円の減益となった。

(株)いなげやは貸借対照表数値を連結数値として反映させているが、損益計算書数値に関しては、対象期間外であるため、反映されていない。

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