マックスバリュ東海news|第3Q営業収益2802億円2.9%増・経常利益2.4%増

マックスバリュ東海(株)(静岡県浜松市、作道政昭社長)の2025年2月期第3四半期決算は、営業収益が2801億5300万円(対前年増減率2.9%増)、営業利益88億9400万円(2.0%増)、経常利益88億9800万円(2.4%増)、四半期純利益57億4100万円(5.4%増)だった。

営業利益率3.2%(3.2%)、経常利益率3.2%(3.2%)。( )は前年数値。

営業面では、時間帯別の品揃えや鮮度・でき立て商品の訴求といった基本の徹底に注力した。それとともに、デリカ商品の拡充や、冷凍食品の品揃え拡大に向けた冷凍ケースの入れ替えを41店舗で行った。成長カテゴリー商品の販売強化を課題にして、改善が進んだ。

また、節約志向の高まりに対しては、火水曜市やお客さま感謝デーといった得意日の販促を強化した。さらに「トップバリュ」の展開強化に向けて、新商品・リニューアル商品、増量・値下げ商品の拡販を進めた。食べきり・使いきりに適した小容量商品の品揃え拡充にも取り組んだ。株式上場20周年を記念したセールやキャンペーンを実施した。

省力化対策として、電子棚札を183店舗で導入した。ほかにはキャッシュレスセルフレジ導入完了に続いて、現金セルフレジを49店舗に導入および増設した。業務の生産性向上とともに、レジ精算をはじめとしたサービスレベルの向上に取り組んだ。

加えて、日本気象協会が提供する気象予測データを用いた農産品の自動発注支援システムを活用し、発注精度の向上による在庫量の適正化を進めた。それは発注業務の負担軽減に成果を上げた。

新たな顧客接点創出のために、移動スーパーを新規に13台稼働し総計30台へと運行体制を拡充。また既存コースの見直しを進めるなど、買物不便の解消に努めた。

無人店舗「Maxマート」の新規出店を進め、総計89店舗体制へと拡大した。「Uber Eats」を利用した商品配達サービスを総計82拠点まで拡大するなど、地域における買物機会の提供に取り組んだ。

店舗展開も積極的だった。上半期の2店舗開設に加え、9月にマックスバリュエクスプレス清水町徳倉店(静岡県駿東郡清水町)、11月にマックスバリュエクスプレス伊東荻店(静岡県伊東市)、マックスバリュ豊橋富士見台店(愛知県豊橋市)を新規開設した。さらに既存店舗の競争力を高めるべく、合計で14店舗で改装を実施した。国内事業における店舗数は11月末時点で244店舗となった。

商品面の改革もユニークだ。「じもの」商品に関する取り組みとして、「じもの商品大商談会」をリアルとオンラインで同時開催した。これによって多くの店舗従業員が自店の展開商品を選定する楽しさを実感するとともに、それが品揃えの拡大につながった。

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