ダイイチnews|第1Q売上高147億円10.0%増・経常利益5億円23.5%減
(株)ダイイチ(北海道帯広市、若園清社長)の2025年9月期第1四半期の売上高は147億2000万円(前年同期比10.0%増)、営業利益は5億2600万円(23.6%減)、経常利益は5億2900万円(23.5%減)、四半期純利益は4億0100万円(15.7%減)となった。
営業利益率3.5%(5.1%)、経常利益率3.5%(5.1%)。( )は前年数値。
今期の取り組みとして、①コンプライアンスの徹底、②出店戦略推進、③競合店対策、既存店の活性化、商品力・商品化技術強化、④ガバナンス体制強化(業務改善、組織の活性化、人財確保と教育の実践)、⑤社会貢献の5つを重点実施事項としている。
取組み結果としては、②では2024年9月27日に「稲田店」がオープンし本格稼働を開始。また、2024年11月8日にはラピダス進出に期待されている「千歳店」をオープンしている。
店舗状況は12月末現在の店舗数は、帯広ブロック10店舗、旭川ブロック7店舗、札幌ブロックは8店舗となり、全25店舗となった。今後の店舗戦略は、2025年春頃に旧イトーヨーカドーアリオ札幌店の食品売場区画への出店を予定しており、引き続きドミナントの拡充を進める。
③への取り組みとして、顧客目線の商品作りと品揃えの徹底を基本方針に、コア商品の開発とベーシック商品の充実、プライベートブランド(セブンプレミアム)商品の拡充などに取り組んだ。
また「移動スーパー(とくし丸)」事業では、社会貢献・地域貢献の一環として取り組み、2024年12月末現在で17台が稼働している。さらに、2024年12月からは、高齢者・障害者施設、病院などへ届けるサービスも開始。今後も地域のニーズに積極的に対応するため、増車を検討している。
売上高では、稲田店や千歳店の新規出店効果により、前年同期に比べ10.0%増加となった一方で、新規出店に伴う経費負担が集中したことで、営業利益は23.6%減、経常利益は23.5%減となった。
また、地域別売上高では、帯広ブロックは60億円(前年同期比9.1%増)、旭川ブロックは36億9600万円(1.9%減)、札幌ブロックは50億2200万円(22.0%増)となった。売上総利益率は25.9%となり、前年同期比0.1ポイント改善した。販売費及び一般管理費の売上高に対する比率は23.3%となり、前年同期1.6ポイント増加した。