青山商事news|第3Q売上高1324億円0.9%増・経常利益15.3%減
青山商事(株)(広島県福山市、青山理社長)が2025年3月期の第3四半期決算を発表した。
2024年4月1日~12月31日の連結業績は、売上高1324億1300万円(前年同期比0.9%増)、営業利益38億0900万円(13.3%減)、経常利益40億円(15.3%減)、四半期純利益16億7300万円(34.3%減)と増収減益だった。
営業利益率は2.9%、経常利益率は3.0%。
中核部門であるビジネスウェア事業は、売上高859億9500万円(前年同期比0.4%減)、セグメント利益7億4900万円(27.7%減)。既存店売上高は前年同期比1.0%減。ビジネスウェア事業を行っているのは、青山商事に加えてグループ企業であるブルーリバース(株)、(株)エム・ディー・エス、(株)栄商、服良(株)、青山洋服商業(上海)有限公司、メルボメンズウェアー(株)である。
メンズスーツの販売着数は前年同期比12.2%減の62万4000着、平均販売単価は7.5%増の3万4691円となった。また、オーダースーツブランド「Quality Order SHITATE」が堅調に推移した。
カジュアルスタイルにも使い回し易い、機能性セットアップスーツ「ゼロプレッシャースーツ」のレディススタイルを展開するなど、各種施策を行った。
12月末時点の店舗数は、国内が738店(内訳は「洋服の青山」679店、「ザ・スーツカンパニー」46店、「ユニバーサルランゲージメジャーズ」13店)、海外(上海)が6店、メルボメンズウェアー(株)の「麻布テーラー」が27店。
カード事業は、売上高38億9100万円(5.2%増)、セグメント利益は17億4700万円(4.7%増)。11月末時点の「AOYAMAカード」の有効会員数は386万人。ショッピング利用による取扱高が増加したことなどから、増収増益となった。
印刷・メディア事業は、既存取引先の印刷・DM受注が減少したこと、原価高騰による売上総利益の減少などから売上高81億8100万円(0.8%減)、セグメント損失1億1800万円(前年同期はセグメント利益3800万円)となった。
雑貨販売事業は、既存店売上高は伸長したものの、不採算店舗の閉店や原価高騰の影響などから売上高は113億8500万円(0.3%減)、セグメント利益は1億4100万円(34.4%減)となった。11月末時点の店舗数は102店。
総合リペアサービス事業は、海外事業におけるFC化を積極的に進めたことや、日本事業でのキャスター交換や傘修理など、新サービスの拡大を図り売上高は増加したが、原価高騰などの影響から、売上高は108億2300万円(8.6%増)、セグメント利益は1億7100万円(25.8%減)となった。12月末時点の店舗数(ミスターミニット)は国内が258店、オセアニアが337店、その他35店で630店。
フランチャイジー事業は、売上高118億6400万円(7.1%増)、セグメント利益8億5300万円(0.9%増)と、過去最高水準の収益となった。「焼肉きんぐ」「ゆず庵」を展開しているフードサービス事業をはじめ、リユース事業の「セカンドストリート」が売上げ、利益ともにけん引した。12月末時点の店舗数は「焼肉きんぐ」が41店、「ゆず庵」が13店、「セカンドストリート」が18店、「エニタイムフィットネス」が11店。
不動産事業は、売上高22億5500万円(0.3%減)、セグメント利益は4億2700万円(3.4%増)。
その他事業は、売上高8億4200万円(29.2%減)、セグメント損失2億3400万円(前年同期はセグメント損失1億1600万円)。12月末時点の「ダブルティー」の店舗数は7店。