北雄ラッキーnews|売上高369億円2.7%減・経常利益2億円61.7%減

北雄ラッキー(株)(札幌市手稲区、桐生宇優社長)の2025年2月期期決算は売上高369億1200万円(前年同期比2.7%減)、営業利益2億4300万円(52.3%減)、経常利益2億0500万円(61.7%減)、当期純利益1億4200万円(53.5%減)となった。

北雄ラッキーでは期中、以下の6項目に重点的に取り組んだ。
① 差別化戦略としての6MD商品の強化(6MD商品政策の推進)
② 来店頻度向上を目的とする販売力の強化
③ マーケティング力強化によるファミリー顧客層の拡大
④ ラッキー生鮮・デリカセンターの稼働に伴う商品供給の拡大と体制の確立
⑤ ローコスト運営の徹底と業務効率の改善による生産性の向上
⑥ 財務体質の強化

①では、6つの商品政策の柱(6MD)のうち、特に「テイスティラッキー」(高品質商品)、「ナチュラルラッキー」(オーガニック食材など)の二つに重点を置いている。顧客に品質の差を訴求し、競合他社との優位性の確保を図った。

②、③では、従来のチラシ販促に加え、店頭におけるメニュー提案動画の配信やSNSを使った情報発信を組み合わせることで、ストアロイヤリティの向上を図った。ファミリー顧客層の深耕については、フードコーディネート部による新商品開発や、順次実施している店舗改装により、買い回りしやすい店舗づくりを行うなどの点に注力している。

④のラッキー生鮮・デリカセンターは2021年の稼働開始以来順次稼働率を上げ、商品製造を機械化集中でコスト削減を実現した。
⑤は、2023年10月以降、各店にセルフレジの導入を実施しております。同時に行うキャッシュレス決済端末の入れ替えと併せ、待ち時間の短縮を実現した。このレジ更新により経費の軽減も見込まれ、コスト体質改善に取り組んだ。

⑥は、収益力強化と自己資本比率向上など、財務体質の改善を目指した。

設備投資では、2024年8月に「ラッキーマート白老店」、同年11月に「ラッキーマート南幌店」を新装開店した。また、同年3月に「ラッキー岩内店」の店舗改装を実施した。期末店舗数は33店舗。

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