Olympic news|’24年年商986億円8.5%増も純損失6700万円
(株)Olympicグループ(東京都国分寺市、大下内徹社長)の2025年2月期連結決算は営業収益が986億3800万円(前期比8.5%増)、営業利益5100万円(73.1%減)、経常損失1億6400万円。投資有価証券売却益など計4億5400万円の特別利益計上により純損失は6700万円(前期は4億7700万円の純損失)となった。Olympicは決算発表に合わせて、2025年1月10日に公表した業績予想との差異を公表した。予想からの減少額は営業収益13億6200万円、営業利益5億4900万円、経常利益4億6400万円となっている。
Olympicグループは経営効率の改善を進めつつ、次なる成長への基盤確立を目指してさまざまな施策を実施した。食品分野では、業務効率化を目的として、OSCあまいけ・三浦屋とのシステム統合を実施した。
また、製造と販売の機能と役割を明確化し、製造業務の効率性をさらに高め、製造原価の低減、仕入原価並びに関連コストの削減を図ることにより原価率の改善を進めた。OSCあまいけでは、OSCベーカリー・OSCフーズの商品を導入することにより品揃えの強化を図った。三浦屋では、費用対効果を考慮した集客・販売計画を推進し、効果的なMDに取り組んだ。
ディスカウント分野では、日用必需品を中心とした品揃えにより、季節や地域の顧客のニーズの変化に対応して、商品構成の見直しを伴う売場改装を行うなど、既存店舗の集客力の向上に努めながら、店舗運営の効率化を進めた。
専門店分野では、ペット専門会社のユアペティアでは、動物病院を経営する動物総合医療センターと連携した総合サービスのペットショップとして業務展開を進めた。DIY・ガーデニング専門会社のおうちDEPOでは、職人向けの便利な店をコンセプトとし、プロのきめ細かい需要に対応した。
店舗展開は、食品分野では2024年6月に「Olympic朝霞泉水店」(埼玉県朝霞市)、同年11月に「Olympic荒川一丁目店」(東京都荒川区)を出店した。グループの部門別売上高は食品売上高602億0600万円(構成比65.8%)、非食品313億5100万円(34.2%)。