アルペンnews|第3Q売上高1960億円7.4%増・経常利益354.8%増

(株)アルペン(名古屋市中区、水野敦之社長)が2025年6月期の第3四半期決算を発表した。

2024年7月1日~2025年3月31日の連結業績は、グループの売上高1960億3000万円(前年同期比7.4%増)、営業利益58億8800万円(107.4%増)、経常利益72億3100万円(354.8%増)となり、四半期純利益44億9900万円(250.0%増)で、増収増益となった。

営業利益率は3.0%、経常利益率は3.7%。

アルペングループでは、今年度からスタートした「中期経営計画2027」の重点施策に基づき、既存店てこ入れを中心とした販売力強化や、収益性向上に取り組んでいる。

ゴルフ用品の既存店売上高はほぼ前年並みの実績となった。取り扱いを強化している中古クラブが順調に売上げを拡大しているものの、物価高の影響や、降雪によって需要が抑制されたこともあって全体としては落ち着いた推移となった。

競技・一般スポーツ用品、スポーツライフスタイル用品の既存店売上高は前年実績を上回った。強化カテゴリであるランニングやバスケットボールで高い伸びが続いていることに加え、その他の競技についても全般的に好調に推移した。スポーツライフスタイル用品もシューズの堅調な販売状況が続いたほか、冬らしい気候により防寒用品が販売を伸ばした。

アウトドア用品の既存店売上高は前年実績を上回った。キャンプ用品の動きは鈍いものの、取り扱いを強化しているアウトドアアパレルの売上げが大きく伸長した。ウインター用品の既存店売上高は前年実績を上回った。シーズン初めは残暑により鈍い立ち上がりとなったものの、その後は順当に気温が低下し、降雪も多かったことでスキー・スノーボード需要が高まり、堅調に推移した。

利益面については、在庫状況の改善に加えて販売面も堅調であったことから値引き幅が抑制され、売上総利益率が前期に比べて大きく改善した。販売費及び一般管理費については、新規出店や既存店改装を進めていることに加え、人件費・物流費などの上昇で増加基調が続いているものの、販売動向に応じたコスト管理により、売上高販管費率は改善した。これらの結果として、当第3四半期連結累計期間の営業利益は前年を上回った。

店舗の出退店状況は、スポーツ業態3店舗、ゴルフ業態1店舗、アウトドア業態1店舗を出店し、スポーツ業態7店舗、ゴルフ業態2店舗、アウトドア業態3店舗を閉鎖した。また、スポーツ業態とアウトドア業態が隣接していた店舗について売場統合を行ったことで、アウトドア業態が1店舗減少した。5月末時点の店舗数はスポーツ業態184店舗、ゴルフ業態195店舗、アウトドア業態21店舗の計400店舗。売場面積は6346坪減少し25万5987坪。

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