エディオンnews|年商7681億円6.5%増・経常利益40.4%増/季節家電好調
(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)が2025年3月期の本決算を発表した。
2024年4月1日~2025年3月31日の業績は、売上高7681億2900万円(前期比6.5%増)、営業利益233億9400万円(38.2%増)、経常利益243億5000万円(40.4%増)、純利益141億1800万円(56.5%増)と増収増益となった。
営業利益率は3.0%、経常利益率は3.1%。
2024年度の商品別売上は、各地で猛暑が続いたことや、12月や2月に寒気の影響を受けたことなどから、エアコンなどの季節家電の売上が増加した。また、端末の買い替え需要の活性化などによりiPhoneを中心とした携帯電話が昨年から引き続き好調だった。そのほか、経済産業省の「給湯省エネ2024事業」の導入支援による高効率給湯器や、猛暑の影響などにより高い断熱性能が関心を集めた二重窓リフォームを中心に、住宅設備が伸長した。
企業グループにおいては、2024年8月1日付で「室山運輸(株)」の全株式を、2025年2月28日付で「ジャパンネクストリテイリング(株)」の全株式をそれぞれ取得し、連結子会社としている。室山運輸をグループ化することでさまざまな物流課題の解決とともに発展的な成長につなげていく。ジャパンネクストリテイリングについても、関東・中部・近畿エリアなどを中心に給湯設備機器の販売を行い、グループ全体のリフォーム事業拡大に向けた相乗効果が得られるものと考えている。
店舗展開では、家電直営店として7店舗を新設、1店舗を移転、7店舗を閉鎖した。また、フランチャイズ店舗は12店舗の純減少となった。
3月末時点の店舗数はフランチャイズ店舗736店舗を含めて1190店となった。
次期(2025年3月期)は、売上高7900億円(前期比102.8%)、営業利益250億円(106.9%)、経常利益260億円(106.8%)、当期純利益は145億円(102.7%)を見込む。