ワークマンnews|年商1831億円4.5%増・経常利益5.2%増の増収増益

(株)ワークマン(群馬県前橋市、小濵英之社長)が 2025年3月期の本決算を発表した。

2024年4月1日~2025年3月31日の業績は、全店売上高1831億3200万円(前年比4.5%増、既存店では1.1%増)、営業総収入1369億3300万円(3.2%増)、営業利益243億9400万円(5.4%増)、経常利益249億0400万円(5.2%増)、当期純利益168億9200万円(5.7%増)となった。

対売上高営業利益率は13.3%、経常利益率は13.6%。

商品面では、円安に対応した価格戦略の見直しと各業態の強みを鮮明にする専売商品の開発を推進した。また、労働環境や気候変動に対応した新機能や新素材の開発で付加価値を提供したほか、一般向けでは、競争力のある価格と機能性をカジュアル衣料やバッグなどの雑貨にも取り入れ、顧客ニーズの充足を図った。その結果、PB(プライベート・ブランド)商品のチェーン全店売上高構成比は、前年比0.7ポイント増の68.5%となった。

販売面では、気候変動の影響を踏まえたマーチャンダイジングの見直しにより、季節商品の販売効率を高めるとともに在庫調整を進め、既存店の活性化を図った。また、新フォーマットのワークマンカラーズの展開に伴い、幅広い顧客層を取り込めるゾーニングへ変更し、売場での提案力を強化した。さらに、テーマを絞った小規模展示会を開催し、情報発信に売場やeコマースを連動させることでヒット商品の育成に取り組んだ。

店舗展開では、ワークマンカラーズの店舗網拡大とワークマンプラスのドミナント化で、顧客基盤の強化に取り組んだ。ロードサイド40店舗、ショッピングセンター6店舗、合計46店舗を新規出店した。スクラップ&ビルド13店舗、改装転換75店舗、閉店6店舗で合計1051店舗(ワークマン317店舗、ワークマンプラス645店舗・#ワークマン女子62店舗・カラーズ17店舗・ワークマンプロ10店舗)となった。

営業形態の内訳は、フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)が前期末より22店舗増の974店舗、直営店(加盟店B契約店舗、トレーニング・ストアとショッピングセンター店舗)は前期末より18店舗増の77店舗となった。

運営形態別の売上高は、フランチャイズ・ストア1659億1700万円(3.1%増、チェーン全店売上高構成比90.6%、直営店172億1500万円(20.2%増、チェーン全店売上高構成比9.4%)。

2026年3月期は、営業総収入1471億5200万円(7.5%増)、営業利益260億0500万円(6.6%増)、経常利益267億6000万円(7.5%増)、当期純利益181億円(7.2%増)を見込む。

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