ヤオコーnews|年商7364億円・経常利益326億円/36期連続増収増益
(株)ヤオコー(埼玉県川越市、川野澄人社長)の2025年3月期決算は、営業収益7364億円(前期比18.9%増)、営業利益は334億0200万円(13.9%増)、経常利益は325億8300万円(12.8%増)、純利益が201億7600万円(10.6%増)。
営業利益率4.5%(4.7%)、経常利益率4.4%(4.7%)。( )は前年数値。
期中、賃上げや積極的な人員採用による人件費増加や水光熱費の上昇もあったが、既存店伸びが106.0%と好調だったことに加えて、(株)せんどうを連結子会社化したことで増収増益となった。
単体では営業収益5900億2200万円(10.3%増)、営業利益273億3900万円(6.8%増)、経常利益267億0800万円(6.7%増)、純利益167億1300万円(10.7%増)。単体では36期連続の増収増益となった。
前期は「価値に集中する」をテーマとして、①各部の価格政策②生鮮の改善③米不足への対応への取り組みを挙げた。とくに③について川野澄人社長「稲作体験を含めて、産地との関係づくりを継続してきたことで供給面に貢献した」と語った。
また、「商品・販売」、「運営」、「育成」、「出店・成長」の4つの面での施策では、商品・販売、運営面での成果を挙げた。
「商品・販売」戦略ではカテゴリーの圧倒的な差別化として、ミニトマトの日付管理、甘さ基準の変更などの推進。また、PBではアイテム数はYes、ハピネスなどを増やした。とくにハピネスは389.8%の大幅な伸びとなった。
「運営」戦略ではフルセルフレジ66店舗に導入。未導店舗に対して、MH売上高10%伸びとなった。また、デジタルプライサー29店舗に導入。日配、グロサリーで5%の生産性向上などの成果を挙げた。
出店面では、ヤオコーが8店舗出店、エイヴイが1店舗を出店。期末のグループ店舗数は239店舗(ヤオコー195店舗、エイヴイ14店舗、フーコット5店舗、せんどう25店舗)。