青山商事news|年間売上高1948億円0.6%増・経常利益1.0%増

青山商事(株)(広島県福山市、青山理社長)が2025年3月期の通期決算を発表した。

年間の連結業績は、売上高は1947億9000万円(前期比100.6%)、営業利益は125億7300万円(105.5%)、経常利益は126億2800万円(101.0%)、当期純利益は93億9700万円(93.1%)。

営業利益率は6.4%、経常利益率は6.5%。

セグメント別業績は以下の通り。

中核部門であるビジネスウェア事業は、売上高1331億0900万円(前期比99.9%)、セグメント利益(営業利益)は89億2700万円(114.3%)だった。ビジネスウェア事業を行っているのは、青山商事に加えてグループ企業であるブルーリバース(株)、(株)エム・ディー・エス、(株)栄商、服良(株)、青山洋服商業(上海)有限公司、メルボメンズウェアー(株)である。

オーダースーツブランド「Quality Order SHITATE」が堅調に推移したことや、カジュアルスタイルにも使い易い機能性セットアップスーツ「ゼロプレッシャースーツ」の浸透、レディーススタイルを新たに展開するなど各種施策を実施した。取組みの結果、メンズスーツの販売着数は104万8000着(89.3%) 、平均販売単価は3万4076円(107.3%)となった。

期末店舗数は国内が734店舗、海外(上海)が6店舗、メルボメンズウェアー(株)の「麻布テーラー」が27店舗。

(株)青山キャピタルが担うカード事業は、売上高52億6500万円(106.2%)、セグメント利益(営業利益)は19億7700万円(97.6%)。ショッピング取扱高は増加したものの、販促費の増加などにより増収減益となった。期末時点の「AOYAMAカード」の有効会員数は385万人。

(株)アスコンの印刷・メディア事業は、売上高109億5600万円(95.7%)、セグメント損失(営業損失)1億7700万円(前期はセグメント利益(営業利益)1億2400万円)の減益。印刷・DM売上高及びデバイス関連売上高が減少したことに加え、原価高騰による売上総利益の減少などが影響した。

(株)青五の雑貨販売事業は、売上高151億1300万円(比99.2%)、セグメント利益(営業利益)1億4100万円(57.6%)。既存店売上高は前年を上回った一方、不採算店舗の閉店や、原価高騰が影響した。期末店舗数は101店舗。

ミニット・アジア・パシフィック(株)が行う総合リペアサービス事業は、売上高141億3000万円(105.7%)、セグメント利益(営業利益)1億6100万円(94.0%)。海外事業で店舗のFC化を積極的に進めたことや、日本事業ではスーツケースのキャスター交換や傘修理などの新サービスが、主力の靴修理の売上減少をカバーした。「ミスターミニット」の期末店舗数は国内が255店、オセアニアが340店、その他が36店で計631店。

(株)globのフランチャイジー事業は、売上高162億1400万円(107.0%)、セグメント利益(営業利益)11億1800万円(102.5%)と好調だった。各業態において既存店売上高が前年を上回り、新規出店も順調に推移した。期末店舗数は「焼肉きんぐ」が42店、「ゆず庵」が13店、「セカンドストリート」が18店、「エニタイムフィットネス」が12店。

不動産事業は、売上高29億8400万円(97.3%)、セグメント利益(営業利益)5億7800万円(103.9%)。

その他事業は、売上高は11億1000万円(74.6%)、セグメント損失(営業損失)2億8400万円(前期はセグメント損失(営業損失)2億5400万円)。家具・インテリア雑貨を扱う「ダブルティー」の店舗数は8店。

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