サツドラnews|’25年商1002億円4.9%増・経常利益23.4%増の増収増益

サツドラホールディングス(株)(札幌市東区、富山浩樹社長)が 2025年5月期の本決算を発表した。

2024年5月16日~2025年5月15日の連結業績は、売上高1001億7400万円(前年比4.9%増)、営業利益16億7500万円(21.0%増)、経常利益16億4800万円(23.4%増)、当期純利益7億6700万円(63.1%増)と増収増益だった。

営業利益率、経常利益率はともに1.6%。

リテール事業の売上高は984億3900万円(4.6%増)、セグメント利益は15億3200万円(16.0%増)。
主に北海道内でのドミナント化を目指すドラッグストアフォーマット店舗と調剤薬局店舗、訪日外国人が訪れる観光地などでのインバウンドフォーマット店舗を運営する。

ドラッグストアフォーマットでは、物価上昇による生活防衛意識の高まりを受け、1人当たりの買上げ点数は減少したものの、商品単価の上昇やビューティケア商品が伸長したことに加えて、店舗数が純増した結果、ドラッグストアフォーマットの売上高は前年同期を上回った。

インバウンドフォーマットでは、訪日外国人観光客の需要を取り込むことができた結果、売上高は前年同期を上回った。調剤薬局については、新たに開設した調剤薬局の増収効果により、売上高は前年同期を上回った。

ドラッグストアは6店舗を出店し5店舗を閉店して180店舗、インバウンドフォーマットは1店舗を出店し10店舗、そして調剤薬局は2店舗を閉店して9店舗。5月末時点のサツドラグループの総店舗数は199店となった。

マーケティング事業の売上高は19億5400万円(24.8%増)、セグメント利益は4500万円(41.9%増)。
主に北海道共通ポイントカード「EZOCA」を活用した地域マーケティング事業や決済サービス事業を行っている。同社グループの強みである北海道共通ポイントカード「EZOCA」の会員数は、2025年5月末時点で、230万人を超えている。決済サービス事業では、国内キャッシュレス決済が引き続き堅調に推移した。

その他事業の売上高は2億0900万円(11.1%減)、セグメント利益は2700万円(133.6%増)。その他事業では、POSアプリケーションなどの開発・販売、同社既存事業とのシナジーや新規事業創出を目指すCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)事業などを行っている。

2026年5月期は、売上高1020億円(1.8%増)、営業利益18億円(7.5%増)、経常利益17億円(3.1%増)、通期純利益8億円(4.2%増)を見込む。

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