ミニストップnews|第1Q営業総収入237億円15.4%増・経常利益1.2億円

ミニストップ(株)(千葉市美浜区、堀田昌嗣社長)が 2026年2月期の第1四半期決算を発表した。

3月1日~5月31日の連結業績は、営業総収入237億2100万円(前年同期比15.4%増)、営業利益0万円(前年同期は13億3800万円の損失)、経常利益1億1600万円(前年同期は12億3100円の損失)、四半期純損失1億5100万円(前年同期は11億3500万円の純損失)となった。

国内事業の営業総収入は213億8800万円(前期比16.9%増)、営業利益は1億9300万円(前年同期は10億3200万円の営業損失)。

物価上昇により生活者の節約志向が高まるなか、顧客ニーズに応えて低価格と高付加価値の品揃えを拡充したことで、ミニストップ単体のチェーン全店売上高は102.3%となった。既存店1店1日当たりの売上高は102.4%、既存店平均客数は100.5%、既存店平均客単価は101.9%。コンビニエンスストア部門の既存店日販は100.4%、店内加工ファストフード部門の既存店日販は112.4%だった。

効果的・効率的な経営指導の実現に向けた取り組みでは、それぞれの加盟店に応じた経営指導方針の下、売上げから荒利、経費までの個店別の全方位的な経営数値の分析と課題への対策を推し進めた。加盟店と本部が協働で売上げ・荒利の改善と、事業経費の低減に取り組み、加盟店1店当たりの利益は前年同時期を上回った。

直営店では、加盟店と本部に共通する課題である店舗運営人財の不足への対応から取り組みを進め、時間給スタッフの採用プロセスや店舗責任者の教育体系を再設計した。これにより時間給スタッフの直営店1店当たりの充足率は計画通り推移した。

新事業の職域事業では、オフィスなどの施設内に設置する無人コンビニ「MINISTOP POCKET(ミニストップポケット)」を始め関連サービスを含む拠点数が5月末時点で1795拠点となり、前年同時期と比べて120%超拡大した。近畿・九州エリアへ拠点を拡大したほか、病院など新たなロケーションの開拓を進めている。

eコマースでは、リアル店舗と連動し、店頭で品揃えを充実させることが難しい限定商品をeコマースで展開した。当第1四半期連結累計期間におけるeコマースの売上高は1億5000万円超と前年同時期と比べて700%以上伸長し、5月には事業開始以降初めて事業利益が黒字となった。

店舗については3店舗を出店し、30店舗を閉店した。5月末時点の店舗数は1821店。次世代モデルとなるNewコンボストアモデルの確立に向け、昨年5月に改装開店したフラッグシップ店舗で成果を上げた取り組みを全面的に移植した新店舗を5月末に開店した。

海外事業の営業総収入は23億3300万円(3.2%増)、営業損失は1億9200万円(前年同期は3億0500万円の営業損失)。

ベトナムでは実質GDP成長率(推計値)が前年同期比6.93%と発表され、7.55%だった前四半期(2024年10~12月)と比べて伸び率が減速したものの、安定した成長となった。

ベトナムのMINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDは、事業の成長と規模拡大に向け、事業の根幹となるMD政策の確立と個店収益モデルの再設計に取り組むとともに、これらの施策を着実に実行するため組織体制を刷新した。

3月末時点の店舗数は182店舗と前年同時期より3店舗増となった。個店の成功モデルを確立し、期首計画に沿って下期より出店拡大に取り組んでいく。

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