コーナン商事news|第1Q営業収益1308億円4.2%増・経常利益11.5%減
コーナン商事(株)(大阪府堺市、疋田直太郎社長)が2026年2月期の第1四半期決算を発表した。
3月1日~5月31日の連結業績は、営業収益1307億8900万円(前年同期比4.2%増)、営業利益は71億0900万円(9.2%減)、経常利益は64億5100万円(11.5%減)、四半期純利益43億7300万円(8.2%減)と増収減益になった。
営業利益率5.4%、経常利益率4.9%。
コーナン商事グループは 2025年4月に、2026年2月期から2028年2月期までを対象期間とする「第4次中期経営計画」を公表していて、計画達成に向けて各種施策に取り組んでいる。
コーナン単体を見ると、HC業態は、季節商材の不振を日用品や家電製品などの好調、および新店での積み上げがカバーして増加した。粗利益率は、客数対策の価格戦略などにより、また、営業利益率は、新店出店に伴う販管費の増加により低下した。PRO業態は、電動工具や作業用品、エアコン用の電材などが好調で、売上高は増加した。売上げ好調品を中心に値入改善し、粗利益率が増加した。営業利益率は、新店出店に伴う販管費の増加要因により低下した。
既存店売上高は、HC業態で天候不順により季節商材(インテリア・収納用品・行楽など)が伸び悩んだものの、PRO業態は1Qを通して好調で、前年比で0.1%増となった。客数は、天候要因で客足が鈍いなか、消費喚起を目的としたキャンペーン販促強化により1.2%減に抑えた。客単価は1.3%増。
子会社の建デポは売上高が129億9700万円の前期比4.4%増、2023年6月に株式取得したホームインプルーブメントひろせも60億6200万円の7.4%増と好調だったが、コーナンベトナムは10億1200万円の1.5%減。南部地区での景気低迷で客数が伸びなかった。
グループ全体で14店舗を出店し、1店舗を閉店した。5月末時点のグループの店舗数は654店(内訳は、国内635店、海外19店)。なお、KOHNANVIETNAM CO., LTD.の事業年度は、2025年1月1日から2025年12月31日であるため、当第1四半期の店舗数は、2024年3月31日時点の店舗数を表示した。