神戸物産news|第3Q売上高4115億円9.1%増・経常利益74.0%増の大幅増益
業務スーパーを展開する(株)神戸物産(兵庫県加古川市、沼田博和社長)が2025年10月期第3四半期の決算を発表した。
2024年11月1日~2025年7月31日の連結業績は、売上高4115億5300万円(前年同期比9.1%増)、営業利益303億3900万円(13.9%増)、経常利益382億4900万円(74.0%増)、第3四半期純利益261億9900万円(76.5%増)と増収増益だった。
営業利益率は7.3%、経常利益率は9.3%。
不安定な為替の変動や物価上昇による仕入れコストの増加があったものの、価格戦略が奏功したことや、「業務スーパー」の魅力であるプライベートブランド商品が多くのメディアで取り上げられたことで、集客力の向上につながった。
業務スーパー事業は、売上高が3959億1100万円(8.8%増)。
国内グループ工場で製造するオリジナル商品や、世界の本物をコンセプトに直輸入しているプライベートブランド商品を中心にベストプライスで販売する。7月末から農産品の全輸入コンテナを対象とした残留農薬の自主検査を開始している。
出店37店、退店9店で28店が純増して総店舗数は1112店舗となった。 新規出店の内訳は、直轄エリア21店舗、地方エリア16店舗。営業年数が長くなり老朽化してきた店舗の移転などを積極的にフランチャイズ(FC)オーナーに勧めていて、これがFCオーナーの業績拡大に寄与している。
外食・中食事業は、売上高が121億3600万円(20.2%増)。
バイキングチェーン「神戸クック・ワールドビュッフェ」は、出店1店で店舗数は17店舗。焼肉オーダーバイキングの「プレミアムカルビ」は変わらず22店舗。惣菜店「馳走菜(ちそうな)」は、出店16店、退店1店で店舗数は145店舗。
「神戸クック・ワールドビュッフェ」は、メニューの改廃等で顧客満足度の向上に努めたことで、引き続き女性客やファミリー層を中心に好調だった。