ABCマートnews|第2Q売上高1901億円0.9%増・経常利益2.3%増

(株)エービーシー・マート(東京都渋谷区、野口実社長)が 2026年2月期の第2四半期決算を発表した。

3月1日~8月31日の連結業績は、売上高1901億3200万円(前年同期比0.9%増)、営業利益336億4400万円(1.2%減)、経常利益359億2400万円(2.3%増)、そして中間純利益243億3600万円(0.8%増)の増収増益だった。

営業利益率17.7%、経常利益率18.9%。

エービーシー・マートグループは、デジタルインフラの活用、グランドステージと複合業態店舗の拡大、スポーツシューズとスポーツアパレルを含めたライフスタイルカジュアルの拡充に対応している。

国内の売上高は1396億9100万円(6.4%増)、セグメント利益は303億6100万円(7.1%増)。

販売戦略については、SNSによるデジタル広告とテレビCMを効果的に使い分けて、実店舗への訴求効果を高める販売促進を進めた。商品展開においては、ナショナルブランドの新作スニーカーの限定販売やハンズフリーシューズを中心にプロパー販売を強化した。この夏は、ハンズフリーのサンダルを発売し、需要を取り込んだ。

郊外のショッピングセンターを中心に17店舗を出店し、12店舗を閉店した。8月末時点の店舗数は1086店。

海外の売上高は529億4800万円(8.4%減)、セグメント利益は32億6900万円(43.0%減)。

海外の業績については、政治の混乱や国内経済の悪化により消費が低迷したことが影響し、いずれの国においても減収となった。為替については、いずれの通貨に対しても円高に振れたが、為替差異による影響で、32億円の減収となった。韓国の売上高は 336億5400万円(8.3%減)、台湾は 59億7400万円(3.0%減)。主にレザーシューズの製造販売を行っている米国についても、売上高は11.2%減の130億0500万円となった。なお、海外連結子会社はいずれも12月決算。

韓国13店舗・台湾2店舗の計15店舗を新規出店し、韓国17店舗・台湾1店舗・米国1店舗の計19店舗を閉店した。6月30日時点の海外店舗数は、韓国322店、台湾62店、米国7店、ベトナム5店の計396店。

通期は、売上高3839億円(3.1%増)、営業利益640億円(2.3%増)、経常利益660億円(2.1%増)、当期純利益455億3000万円(0.4%増)を見込む。

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