ワッツnews|年商616億円0.5%増・経常利益16.4%増

(株)ワッツ(大阪市中央区、平岡史生社長)が 2025年8月期の本決算を発表した。

2024年9月1日~2025年8月31日の連結業績は、売上高が615億7800万円(前期比0.5%増)となり、計画比では99.3%となった。売上総利益率が改善し、売上総利益が増加したことから営業利益は14億1900万円(13.8%増、計画比105.1%)、経常利益は14億2900万円(16.4%増、計画比109.9%)、純利益は8億7000万円(3.7%減、計画比91.7%)となった。当期純利益は、前連結会計年度において受取補償金(特別利益)1億1300万円を計上していたことなどから減益となっている。

営業利益率、経常利益率ともに2.3%。

国内100円ショップ事業は、タレントやアニメキャラクターとのコラボ商品導入や、ワッツオリジナルコスメ「fasmy(ファスミー)」の新作導入を進めた。また、「ワッツオンラインショップ」における「店舗受け取り」を推進した。高額商品の取扱いアイテム数を増やし、顧客のニーズに合った商品への入れ替えや精算業務効率化に向けたセルフレジの導入などを進めた。

出店状況については、通期計画の152店舗に対して142店舗の出店を行った。一方、不採算店舗の整理や母店閉鎖などによる退店が77店舗(うちFC5店舗)あった。8月末時点の店舗数は、直営が1868店(70店舗純増)、FCその他が9店(5店舗減)の計1877店。また、Wattsブランド店舗である「Watts」「Watts with」については1516店(133店舗純増)と全体の80.8%となった。

国内ではほかに、心地よい生活を提案する雑貨店「Buona Vita(ブォーナ・ビィータ)」10店舗(2店舗純減)、時間をテーマにしたおうち雑貨店「Tokino:ne(ときのね)」直営1店舗(増減なし)がある。「Tokino:ne」は100円ショップ店舗内でコーナー展開している。生鮮スーパーとのコラボである「バリュー100」は1店舗(増減なし)、ディスカウントショップ「リアル」は7店舗(増減なし)を展開する。

海外事業では、「Watts」と東南アジアを中心とした均一ショップ「KOMONOYA(こものや)」がタイで1店舗(13店舗減)、ペルーで3店舗(2店舗減)となった。中国での均一ショップ「小物家園(こものかえん)」は全4店舗閉鎖(退店)となり、自社屋号の「Watts」「KOMONOYA」の店舗数は4店舗(19店舗減)となった。

2026年8月期は、営業収益630億円(2.3%増)、営業利益15億円(5.7%増)、経常利益15億円(5.0%増)、当期純利益9億円(3.4%増)を見込む。

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