ヤマナカnews|’25年営業収益832億円1.5%減・経常利益79.9%減

(株)ヤマナカ(愛知県名古屋市、中野義久社長)が2026年3月期の通期決算を発表した。

2025年3月21日~2026年3月20日の連結業績は、営業収益832億3800万円(前期比1.5%減)、営業損失2700万円(前期は5億8500万円の利益)、経常利益は1億4600万円(79.9%減)、当期純利益は1億0200万円(65.5%減)となった。粗利益高の減少が大きく、販促・改装・デジタル投資の効果は一定程度あったものの、 収益面では厳しい結果となった。

中期3カ年計画(2027年3月期まで)の2年目として、 ①既存ビジネスモデルの進化、②経営効率の向上、③イノベーション創造を推進した。

①既存ビジネスモデルの進化では、顧客の節約志向に対応するため、ヤマナカオリジナル商品のお試しセールや増量セールなどを実施し、販売拡大に努めた。また、POPのサイズやデザイン、取り付け方法を見直し、お値打ち情報がよりわかりやすく伝わる売場づくりを行った。商品面では、国産牛の新ブランドを導入した。ヤマナカ店舗では「暁(あかつき)」を、フランテ店舗では「雅(みやび)」を販売している。

ヤマナカ店舗では、改装を経て業績が好調な店舗の取り組みを他店舗に展開するとともに、最新売場への改装を実施した。フランテロゼ3店舗(覚王山・八事・白壁)では、東海地方で唯一無二の店舗となるようフランテロゼコンセプトの磨き上げを行っている。

②経営効率の向上では、不採算店舗の業績改善に取り組んでいる。従業員の能力向上のための教育・研修体制の整備を行い、階層別研修に加えて新たに選抜研修を実施した。また、従業員の働く環境の整備として、役職定年の廃止や休暇制度の見直し・改善を実施した。さらに、店舗における最新設備や什器の導入による業務・作業の効率化・簡素化を進めるとともに、本部における新たなシステム導入・更改、デジタル化の推進により、業務の効率化と労働生産性の向上に努めている。

③イノベーションの創造では、新たなチャレンジに経営資本を傾斜し、ビジネスチャンスの拡大を図っている。改装店舗ではスマホの位置情報を使ったデータマーケティングを積極的に活用し、顧客のニーズに合った売場づくりを実施した。

店舗施策では、2025年7月に柴田店(名古屋市南区)、8月につるまい店(名古屋市中区)、9月にアルテ津新町(三重県津市)、11月に岡崎北店(愛知県岡崎市)などをリニューアルした。生鮮・惣菜売場を中心に、鮮度・品質・産地にこだわった商品を強化した。また、近年需要の高いトレンド商品である生活雑貨や調理器具、食品を扱う専門店の商品を取り揃え、買い回りしやすい売場へ刷新した。

システム更改に伴う都合により、かねてから計画していた衣料品事業の縮小を実行した。ヤマナカの9店舗で展開していた衣料品・生活雑貨ブランド「エスポ」商品の販売を中止した。また18店舗においても衣料品売場の大幅な縮小を実施した。

2027年3月期は、営業収益905億円(8.7%増)、営業利益4億8000万円、経常利益5億2000万円(254.2%増)、当期純利益3億5000万円(241.9%増)を見込む。

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