ファーストリテイリング9~5月期は増収大幅減益ながら営業利益率10%

ファーストリテイリング2016年8月期第3四半期までの9カ月累計業績は、増収減益となった。

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ユニクロ新宿高島屋店(ファーストリテイリングHPより)

売上高1兆4346億1600万円で前年同期比6.4%増、営業利益は1458億2900万円で23.0%減。売上げに占める営業利益の率(営業利益率)は10.2%と二ケタを確保した。
親会社に帰属する当期利益は710億1000万円で46.4%減、包括損失が437億6500万円(前年同期は1433億1600万円)となった。

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<第3四半期(9カ月累計)減益要因> ファーストリテイリングホームページより

グローバルブランド事業は増収増益だったが、国内ユニクロ事業と海外ユニクロ事業は増収減益となった。

国内ユニクロ事業の売上高は6454億円(1.1%増)、営業利益932億円(18.1%減)で、減益といえど営業利益率は14.4%と高い。5月期末の国内ユニクロの店舗数は846店舗(FC39店舗を含む)と、前年同期末比で2店舗増。

海外ユニクロ事業の売上高は5328億円(10.6%増)、営業利益422億円(18.7%減)で、こちらの営業利益率は16.6%。海外ユニクロ事業全体の5月期末の店舗数は928店舗、前年同期末比で161店舗増となった。

一方で、グローバルブランド事業の売上高は2543億円(12.6%増)、営業利益230億円(16.5%増)の増収増益。こちらの営業利益率は9.0%。

5月末の為替レートが期首に比べて円高に転じたことで、その他費用に為替差損を67億円(148億円減)、長期保有している外貨建資産などの円換算額が減少し、金融費用に為替差損234億円(434億円減)を、それぞれ計上。この結果、税引前四半期利益は前年同期比41.9%減の大幅な減益となった。

通期は、売上高1兆8000億円(7.0%増)、営業利益1200億円(27.0%減)、税引前利益830億円(54.1%減)、親会社に帰属する当期利益450億円(59.1%減)を見込んでいる。

今年2月期のイオンは売上高8兆1767億円で15.5%増、経常利益1797億円で17.8%増だった。経常利益率2.2%ながら、イオンがナンバー1小売業の地位を確保した。ちなみに子会社のイオンリテールは売上高2兆1771億円、経常利益29億円だった。

第2位はセブン&アイ・ホールディングスで売上高6兆0457億円、経常利益3502億円。経常利益率5.8%。これが鈴木敏文さんの最後の実績ということになる。

8月期決算のファーストリテイリングはイオン、セブン&アイに次ぐ日本第3位の小売業ということになる。

そのファーストリテイリングの中で、増収増益と成果を上げているグローバルブランド事業は、市場での認知度向上に引き続き注力する。一方、中期的にはユニクロ事業におけるEコマースの構成比を30%まで高める目標を掲げ、物流改革を推進している。

検索ワード : ユニクロ エアリズム ジーユー アパレル

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