J.フロントnews|6月は4.8%増/インバウンドと高額品動き3カ月連続増収
J.フロントリテイリング(株)は、6月度百貨店事業の売上速報を発表した。
大丸松坂屋百貨店の合計売上高は5.1%増となった。
博多大丸は3.7%増、下関大丸は▲5.1%、高知大丸は4.5%増で、これらを加えた百貨店事業全体では4.8%増。大丸松坂屋百貨店合計は4カ月連続、百貨店事業合計は3カ月連続で前年実績を上回った。
店舗別の前年増減率は以下のとおり。
大丸バナーでは、増収は心斎橋店15.9%増、大丸梅田店5.1%増、大丸東京店8.8%増、大丸京都店6.5%増、大丸芦屋店0.7%増、大丸札幌店6.4%増、大丸名古屋店2.1%増。とくに都市型旗艦店はすべて好調で、心斎橋店は2ケタ増となった。
一方、大丸浦和パルコ店は▲10.8%、大丸山科店は▲0.6%、大丸神戸店は±0.0%、大丸須磨店は▲0.6%だった。
松坂屋バナーは、名古屋店が2.1%増、松坂屋上野店は0.1%増、松坂屋静岡店は4.6%増、松坂屋高槻店は6.5%増だったが、松坂屋豊田店は7.7%のマイナスだった。
6月は、訪日外国人の活発な購買などにより、化粧品、ラグジュアリーブランドが好調に推移し、宝飾品も売上げを伸ばした。6月度の免税売上高(速報値)は、47%増(客数38%増、客単価7%増)となった。
6月30日にスタートしたクリアランスセール(前年は7月1日スタート)による嵩上げ効果もあった。
店舗別では、東京店が10カ月連続、札幌店が7カ月連続、心斎橋店が6カ月連続、京都店が2カ月連続で対前年プラスとなるなど直営15店中10店と、博多大丸、高知大丸が前年実績を上回っている。
J.フロントリテイリングは絶好調といっていいだろう。
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