ポプラnews|3~5月は4ブランド投入も営業総収入▲17.2%で赤字続く

(株)ポプラ(広島市、目黒真司社長)は、2018年2月期第1四半期決算を発表した。


3月1日~5月31日までの業績は、チェーン売上高129億5700万円(前年同期比13.3%減)、営業総収入73億0176万円(▲17.2%)、営業損失1億5500万円(営業損失1億5200万円)、経常損失9900万円(経常損失1億4800万円)、純損失2100万円(純損失1億9600万円)。数値的には経営的に成り立たない状況だ。

営業総収入を構成するコンビニエンスストア事業を見ると、卸売部門18億6344万円(前年比90.4%)、小売部門41億9826万円(同78.5%)、加盟店からの収入3億9531万円(同88.2%)、その他の営業収入4億1423万円(同102.0%)。その他の事業4億3051万円(同79.7%)を加えると、合計73億0176万円(同82.8)となる。

第1四半期は「『こだわり』の商品で生活(くらし)に彩(いろどり)を!」をテーマとした彩家デリ、彩家ベーカリー、彩家スイーツ、彩家カフェの4ブランドを本格的に展開した。また、キャッシュバックアプリ「CASHb(キャッシュビー)」を導入した。キャッシュビーとは、ユーザーがアプリ内で広告や動画閲覧・アンケート回答をすると、現金化可能な「CB」がもらえ、それを現金や電子マネーなどで受け取ることができるというもの。

出店は、法人加盟の開拓と企業コラボの出店を進め、比治山大学、大阪産業大学など学校内8店舗、病院4店舗など合計20店舗の出店(閉店23店舗)を実施している。5月末の店舗数は469店舗。

ローソンと原材料、商品等の共同仕入れ、物流インフラの相互活用や、山陰地区でのダブルブランド店舗の展開などを進めているが、2017年5月19日には、(株)ローソンとの業務提携をさらに強化するために、ポプラ目黒俊治社長に対する第三者割当による新株式発行を決定している。ローソンとの協業をスピードアップしていくしかない。

検索ワード:ポプラ 第1四半期 決算 ローソン

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