ココカラファインnews|第1Qは979億円4.8%増・営業利益7割増と絶好調

ドラッグストアチェーンである㈱ココカラファイン(神奈川県横浜市、塚本厚志社長)の2018年3月期の第一四半期の決算が発表された。

第1四半期連結累計期間の売上高は、979億4100万円(前年同期比4.8%増)、営業利益32億7200万円(69.8%増)、経常利益38億8000万円(52.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益25億1400万円(78.6%増)と増収・大幅増益となった。
一部季節商品は伸び悩んだが、インバウンド需要の増加等で補い、既存店売上高は2.9%増と順調に推移している。第1四半期には、新店が17店、退店は6店、22店の改装を行った。6月末の店舗数は1315店舗。

ドラッグストア業界は、競争環境の目まぐるしい変化を受け、異業種を交えた業務・資本提携、M&A等、企業の生き残りをかけた統合・再編の動きが活発化している。また、調剤薬局業界は、高度な服薬指導、服薬情報の一元的・継続把握を行う薬剤師の育成や後発医薬品の使用促進など、多様な医療ニーズへの対応が求められている。

ココカラファインは「人々のココロとカラダの健康を追求し、地域社会に貢献する」という経営理念を強く打ち出す。この理念経営によって、顧客へのサービスや利便性を徹底的に高めると同時に高収益体質への変革を推進している。

2018年度3月期は、6つの施策を推進している。
①積極的な改装の継続
②新規出店、M&Aによるドミナント強化
③新製品導入施策および品揃え・売価の適正化などきめ細かなマーチャンダイジングの構築
④ココカラクラブカードやスマートフォン用アプリ「ココカラ公式アプリ」等の顧客基盤拡大とデータ活用による多様化するニーズへの対応
⑤生産性の高いオペレーション構築による効率経営の推進およびサービスの高度化
⑥地域の方々の健康増進を支援する「健康サポート薬局」機能強化

ミッション経営と6つの施策の推進によって、第1クオーターを順調に滑り出したココカラファインである。

検索ワード:ココカラファイン 決算 2018年3月 理念経営

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