丸井news|第1Qクレジット扱い高5135億円と好調も売上高560億円2.4%減
(株)丸井グループ(東京都中野区、青井浩社長)の2018年3月期の第1四半期は、減収増益だった。
売上げ収益は560億0600万円(2.4%減)、営業利益71億4200万円(16.3%増)、経常利益73億2800万円(17.2%増)、四半期純利益は51億4700万円(46.1%増)だった。
丸井は月賦店として創業し、その後、クレジットビジネスへと転換を図り、小売りとカードを組み合わせた独自のビジネスモデルを進めてきた。現在もそれは変わらず、小売事業とフィンテック事業の一体運営を目指している。ただし、圧倒的に軸足はフィンテック事業、いわゆる金融業だ。ちなみに、フィンテックとは「finance(ファイナンス)」と「technology(テクノロジー)」を掛け合わせた造語で、ファイナンス・テクノロジーの略。つまりカード事業を通じた金融業という意味である。
小売事業の営業利益は12億円(17%減)。店舗内装や物流、ビルマネジメントなどを行うBtoBのプラットフォーム事業の受注が低迷したことによる。ただし、店舗・オムニチャネルは増益だった。
フィンテック事業の営業利益は70億円(23%増)で、ショッピングクレジットの利用拡大によって前年を大きく上回った。またフィンテック事業におけるグループ総取扱高は5135億円(12%増)で前年を569億円上回り、さらに営業利益、当期利益ともに3年連続の増益を果たしている。
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