ニトリnews|上半期売上高2839億円12%増/経常利益486億円2.4%減
(株)ニトリホールディングス(東京都北区、白井俊之社長)は2018年2月期第2四半期累計業績を発表した。
2017年2月21日から8月20日までの上半期売上高は2839億4700万円(前年同期比11.5%増)、営業利益は481億4200万円(2.1%減)、経常利益は486億4000万円(2.4%減)、純利益は350億3300万円(6.7%増)となった。
営業利益率は20.0%、経常利益率は17.2%と図抜けて高い。
主力の家具・インテリア用品の販売事業売上高は、2774億1100万円(11.2%増)と二ケタ増。接触冷感機能が好評の「Nクール」シリーズの寝具・寝装品が売上げを牽引した。また、収納機能が付加されているソファベッド「ノアーク」シリーズや自社開発のベッドマットレス「Nスリープ」シリーズが好調に推移した。ほかにも、夏仕様のコーディネートシリーズ「PARADAISE」「Seaside Villa」、低価格で生活必需品を提供する「DAY -Value」も好調だった。
物流面においては、グループの物流事業を担う(株)ホームロジスティクスが、日本ロジスティクスシステム協会主催の全日本物流改善事例大会2017において、「スワップボディコンテナ」の導入効果が評価され「物流合理化努力賞」を受賞した。
スワップボディコンテナは、商品を積載する荷台部分を脱着できる車両で、積み下ろし作業と車両運転作業を分離することができる。つまり商品を積載したコンテナ輸送と空きコンテナへの積み降ろしを別拠点で同時に行うことができるようになった。このコンテナの導入で、車両不足の解消、ドライバーの拘束時間の軽減、さらに輸送コストの削減が可能となった。
店舗数は、国内では26店舗を出店、閉店は4店舗、建て替えによる一時閉店が2店舗。上半期は20店舗増となり、国内店舗数は448店。また海外では4店舗を出店した。台湾に1店舗、中国に3店舗。閉店は台湾で1店舗。その結果、台湾27店舗、米国5店舗、中国14店舗で海外店舗数は46店。国内外の合計店舗数は494店と、500店体制が視野に入っている。
前年同期の18店舗出店に対して、今期は国内外で30店舗を出店した。国内では「渋谷公園通り店」をはじめとした都市部出店を加速させ、新たな客層を獲得し、シェアを拡大している。これにより、売上げは伸長しているが、新規出店にかかるコスト、人件費や賃借料などの新たな経費が発生している。また、既存店の計画改装の推進により、展示什器費等が増加したことで販管費率も上昇したため、経常利益は減益となった。
通期業績は、売上高5680億円(前期比10.7%増)、営業利益990億円(15.4%増)、経常利益1000億円(14.2%増)、純利益685億円(14.2%増)を見込む。
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