H2Onews|3月百貨店既存店107%増収・オアシス&イズミヤ減収
エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪市北区、鈴木篤社長)が2018年3月の営業概況を発表した。
(株)阪急阪神百貨店、(株)阪急オアシス、イズミヤ(株)を含めた連結売上高は106.1%。
阪急阪神百貨店(大阪市北区、荒木直也社長)の百貨店事業は105.1%。旗艦店の阪急本店が109.6%の絶好調の半面、阪神梅田本店は99.4%。阪急本店は、阪急うめだ本店と阪急メンズ大阪で構成されるが、前者が109.4%、後者が111.6%といずれも好調だ。
旗艦店を除く12支店合計は100.3%で、わずかに前年をクリアしている。百貨店業界の趨勢だが、基幹店はインバウンド消費もあって伸びているが、支店や地方店舗には波がある。
千里阪急が100.7%、川西阪急が99.5%、宝塚阪急が104.5%、西宮阪急が104.8%、三田阪急が106.8%、博多阪急が112.0%、阪急メンズ東京が106.7%、大井食品館が96.0%、都築阪急が92.9%、あまがさき阪神が103.7%、阪神・にしのみやは103.7%、阪神・御影は94.8%で、支店売上高は8勝4敗。
閉店した堺北花田阪急を除く既存店売上高は107.0%と好調だ。入店客数を見ても、全店では96.7%に留まったが、既存店計は100.1%と前年をクリアしている。
商品別売上高では、紳士服、婦人服等の「衣料品」が103.8%、「身の回り品」が109.2%、「雑貨」が116.8%、「サービス」が107.1%と前年を上回った。
阪急オアシス(大阪府豊中市、並松誠社長)の3月の売上高は前年比98.1%、既存店では97.5%。イズミヤ(大阪市西成区、四條晴也社長)は93.0%、既存店計では97.9%。スーパーマーケットと総合スーパーの2企業はやや厳しい数値だ。