ゲオnews|福岡の「おお蔵」を子会社化、リユース事業を強化
(株)ゲオホールディングス(愛知県名古屋市、遠藤結蔵社長)は4月9日(火)に、中古ブランド品を扱う(株)おお蔵(福岡市博多区、古賀清彦社長)の全株式を取得して子会社化する。株式譲渡後も、おお蔵の古賀社長と取締役は継続して経営に当たる。
おお蔵はリユース業界で、高級時計やブランドバックなどの卸売業、オークション市場の運営を行っている。設立は2004年。2006年にブランドブティックおお蔵を福岡天神西通りにオープンした。その後、オンラインショップを中心に展開してきたが、近年では、新宿歌舞伎町店、沖縄CARGOES店、上野御徒町店を出店している。海外では、2008年に香港に「錶大蔵」を出店、2018年にはアメリカ・ロサンゼルスに法人「OOKURA USA INC」を設立して米国進出も果たした。18年12月期の売上高は127億円。主に香港や米国など海外での売上高による。
ゲオHDの子会社(株)ゲオは、衣料や家電などの総合リユースショップ「セカンドストリート」621店(2018年12月末)を展開する。ただしセカンドストリートは、ラグジュアリーブランドに弱い。買収によっておお蔵のラグジュアリーブランドのリユース商材調達力を活かして、リユース市場における地位確立を目指す。また高価格品を専門に扱う新業態の立ち上げも視野に入れる。ゲオHDではセカンドストリートを2022年度までに800店舗にまで拡張する計画だ。
■(株)おお蔵 概要
設立/2004年1月
資本金/1000万円
代表取締役社長/古賀清彦
売上高/127億7900万円(2018年12月期)
従業員数/51名
事業内容/時計・ブランドバックの卸売販売、オークション市場運営