マツキヨnews|4/26ココカラファインと資本業務提携協議開始

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(株)マツモトキヨシホールディングス(千葉県松戸市、松本清雄社長)と(株)ココカラファイン(神奈川県横浜市、塚本厚志社長)は4月26日(金)、資本業務提携に向けた協議を始めると発表した。

マツモトキヨシホールディングスの店舗数は1654店。2018年3月期の売上高は5588億7900万円(前年同期比4.4%)で、ドラッグストア業界4位だ。営業利益335億6500万円(18.1%増)、経常利益361億2300万円(17.2%増)、純利益227億5500万円(13.1%増)の増収増益。

一方、ココカラファインは1354店舗を展開している。2018年3月期売上高は3909億6300万円(3.6%増)で業界第7位。営業利益137億1200万円(35.0%増)、経常利益160億1900万円(28.1%増)、純利益90億6700万円(28.9%増)と、こちらも増収大幅増益。

両社の売上げを単純計算で合算すると、約9500億円。これは、業界1位のウエルシアホールディングスの売上高7791億4800万円(2019年2月期決算)を上回る数字だ。また、店舗数は約3000店舗となり、店舗数1位のツルハホールディングス2055店(2019年2月15日時点)を超える。

資本業務提携により、医薬品等商品の仕入れに関する調達面や物流面の共同化、またプライベートブランド商品の共同開発など進めていく。

【結城義晴の述懐】かつて日本のドラッグストア産業をリードしたマツキヨ。ウェルシア、ツルハ、サンドラッグに抜かれて、第4位に甘んじる。ココカラファインとの資本業務提携は、この地位を再び押し上げる可能性を持つ。私は言い続けているが、日本のドラッグストアの業界再編はこれからだ。アメリカではCVSヘルスとウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの複占となり、三番手のライトエイドが落ち込んだ。日本はまだまだ寡占の時代。マツキヨ・ココカラファインがその寡占の中に入っていることは確かだ。

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