ローソンnews|CVSベイエリア社のローソン事業を48億円で取得
(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)は、エリアフランチャイジーで上場企業の(株)シー・ヴイ・エス・ベイエリア(千葉県浦安市、上山富彦社長)から、コンビニエンスストア事業の大半を買い取って、ローソン、およびローソンが11月に新設する100%子会社(株)ローソンアーバンワークスを承継会社とする。
対象事業はシー・ヴイ・エス・ベイエリアが運営する107店舗のうち、直営店91店舗、加盟店5店舗の計96店舗。これらの店舗の成績は2017年2月期段階で、営業総収入186億2400万円、売上総利益53億0500万円。
事業譲渡契約の基本合意書締結は、12月を予定している。シー・ヴイ・エス・ベイエリアに対して、ローソンは現金44億7300万円、アーバンワークスは現金3億6100万円を支払う。なお、加盟店5店舗についてはローソンが新たに FC 契約を行う。またこれに伴って、シー・ヴイ・エス・ベイエリアの従業員約230人のうち約160人はローソンの新会社に移ると日経新聞が報じている。
シー・ヴイ・エス・ベイエリアは現泉澤豊会長によって、1981年 2月、千葉県市川市にコンビニエンスストア事業を目的として設立された。1989年11月に(株)サンクスとフランチャイズ契約を締結し、コンビニ「サンクス」の店舗運営事業を開始した。さらに1997年1月には(株)サンクスアンドアソシエイツ(現ファミリーマート)と企業フランチャイズ契約を締結し、サンクスの有力なエリアフランチャイジーとなった。ユニークなエリアフランチャイジーとして、2000年に株式を上場させている。
しかし、2012年3月にサンクスからローソンへと、フランチャイズ契約を変更。今回、そのコンビニエンスストアの店舗のほとんどを、ローソンとローソンアーバンワークスに売却して、ホテル事業に経営資本を集中させる。
異端の経営者・泉澤氏がコンビニ事業の将来性を見限ったと見ることもできて、興味深い。
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