良品計画news｜奈良県の伝統野菜｢大和丸なす｣を使ったピッツァ2種を発売

(株)良品計画(東京都文京区、清水智社長)は、伝統野菜の認知拡大に寄与することを目指し、奈良県の伝統野菜である「大和丸なす」を使った冷凍ピッツァ2種を販売する。12月12日(木)から順次、奈良県や京都府を中心に関西の無印良品12店舗で限定販売する。

良品計画は、店舗が各地域のコミュニティーセンターとしての役割をもって、地域住民や自治体と連携し、地産地消の推進や雇用創出、まちづくりなど地域活性化に寄与することを目指した活動を行っている。地域に根ざした取り組みを推進する組織として「地域事業部」を設置し、その活動の一つとして地域の生産者や加工会社の商品開発に協力している。

今回、良品計画の地域事業部の1つである「京都奈良事業部」は、ピッツァの製造に強みをも(株)佐勇(東京都港区、佐藤広志社長)と、丸三出荷組合代表の中西農園を中心とした生産者の大和丸なすを使った商品開発に協力し、冷凍ピッツァをつくった。

奈良県の伝統野菜である「大和丸なす」は、生産者の高齢化などの理由から流通量が少なく、これまでは夏季のみ京都や東京の料亭、フランス料理店などの高級店に卸されることが多かったことから、奈良県内ではあまり流通していなかった。

｢大和丸なす」は皮が薄く、肉厚でみずみずしいという特長をもっており、この食材を生かす商品開発を進めた。具材の味が引き立ち、調和を成している料理であること、またより多くの人に知ってもらいたいという思いから、みんなで分け合って食べることができ、万人に好まれやすいピッツァにした。

｢大和丸なすの素揚げとアンチョビのピッツァマルゲリータ」950円(税込み、以下同じ) と「大和丸なすの素揚げの照り焼きピッツァ」1050円 の2種類を用意した。