セブン-イレブンnews|ロボット調理による熱々麺販売/万博内店舗でテスト
(株)セブン-イレブン・ジャパン(東京都千代田区、阿久津知洋社長)は9月16日(火)から2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場内の“未来型店舗” 「セブン-イレブン西ゲート店」で調理ロボットが作った麺類を順次発売する。ロボットを顧客自身が調理する方式で小売店舗に導入するのは今回が初めて。
ロボットはソフトバンクロボティクス(株)が開発した独自の「蒸式調理」という技術を使用している。「蒸式調理」とは、高圧・高温の飽和 水蒸気によって専用の冷凍食品を急速に調理する技術であり、麺のコシや、スープの豊かな香りまで、 専門店並みの味わいを実現した。
商品は中華蕎麦とみ田 濃厚豚骨魚介(815円 税抜 以下同)、味噌ラーメン(630円)顧客は発券機で商品を選択、レジでの精算後、売場の冷凍ケースから商品を取り出して、商品のQRコードを読み取り、顧客自身で商品をマシンにセットする。タッチパネルの「OK」ボタンを押すと、約90秒でできあがる。
セブン-イレブンは、“できたて”商品への顧客ニーズに対応するため、「セブンカフェ ベーカリー」や 「セブンカフェ ティー」など、新たな“できたて”商品に取り組んでいる。西ゲート店では、今後、セブン-イレブン店舗で顧客に“熱々”の麺類を提供するためのテスト販売と位置付ける。
ロボットの開発にあたったソフトバンクロボティクスは、2014年にいち早く人型ロボット「Pepper」を発表し、2018年には清掃ロボット、2021年には配膳・運搬ロボット、そして2022年には物流自動化ソリューションを展開している。
多様なロボット製品の取り扱いを通じて得た知見や稼働データを活かし、ロボットを効果的に導入するためのソリューションを提供することで、ロボットインテグレーター(RI)として先駆的な役割を果たしている。