セブン&アイnews|バリューアクト提案に対して取締役会全会一致で反対

(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)は4月25日(火)、「バリューアクトによる4月20日レターに対する当社取締役会の見解」と題した書面を発表した。

書面はバリューアクト・キャピタル・マスター・ファンド・エルピー(以下、「バリューアクト」)が、セブン&アイ取締役会の独立性及び同社による株主提案に対する取締役会全会一致の反対を無視し、個別の取締役に対して事実無根の攻撃を繰り返していることに対する取締役会の見解を示した内容となっている。

セブン&アイによると「4月18日に公表した『取締役候補者及び株主提案に対する当社取締役会意見に関するお知らせ』のとおり、昨年の株主総会において刷新し独立社外取締役が過半を占める当社取締役会は、バリューアクトが2023年5月25日開催予定の当社第18回定時株主総会における議案として提出した、取締役の選任に関する株主提案について、バリューアクトの推奨する取締役候補者が就任することは、当社の価値創造に資するとは考え得ず、寧ろ価値を毀損する虞があるとの理由により、全会一致で反対している」という。

また、会議の録音に関する問題提起(セブン&アイ側で既に対処した誤解)は、事業戦略に関する本質的な議論から意図的に逸脱させるものであり、バリューアクトの主張や戦術が「建設的な投資家(constructivist)」というイメージと著しく乖離していることを指摘している。

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