イオンリテールnews|TPPの関税低減に先駆けタスマニアビーフ2品値下げ

イオンリテール(株)(千葉市美浜区、岡崎双一社長)は、12月7日(金)から、「トップバリュ グリーンアイナチュラル タスマニアビーフ」のうち、「サーロインステーキ用」と「リブロースステーキ用」の2品の価格を改定する。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の発効によるオーストラリア産牛肉などの関税低減に先駆けての値下げである。

署名した11カ国のうち、オーストラリア・ニュージーランド・メキシコ・カナダ・シンガポール・日本の6カ国が手続きを完了して、12月30日(日)からTPPが発効される。

販売期間は18年12月7日(金)~19年2月28日(木)まで。クリスマスや年末の需要が高まるこの時期から開始する。

サーロインステーキ用(100g当たり)は改定前の本体価格598円から480円に値下げする。
リブロースステーキ用(100g当たり)は改定前の本体価格498円から480円へ値下げする。

イオンは1974年からタスマニアビーフの肥育を開始している。成長ホルモン剤や抗生物質などを使用せず、直営牧場で肥育したタスマニアビーフの赤身肉は脂肪分が少なく、しっかりとした弾力と食べごたえがある。また、1頭をまるごと調達しているため、ランプやヒレ肉などさまざまな部位を提供できる。さらに、それぞれに適した部位を使用したハンバーグやカレーなども企画・開発している。

今回はTPP発効に伴う値下げで、なおかつそれが年末商戦に絡んで、顧客にアピールできる。そしてそれは年度末決算に向けてのイオンリテールの有力な集客手段となる。一石三鳥といったところか。

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