サミットnews|10/16「伝家の宝刀」白紙チラシ2年ぶりに二度目の実施

サミット(株)(東京都杉並区、竹野浩樹社長)は、「白紙チラシ」を2年ぶりに復活させ、10月16日(水)に実施した。

2017年10月に実施した白紙チラシによるセールは話題を呼び、平日で過去最高の売上高を達成した。白紙チラシでは、チラシ商品の内容が店舗でしか確認できないのがミソ。これが来店客数増に直結した。

「日本のスーパーマーケットを楽しくする」という事業ビジョンを掲げるサミットが、その意志を鮮明に表現したのがこの白紙チラシとも言える。以降、サミットという企業のブランド価値が高まった。

【結城義晴の述懐】この白紙のチラシはいわば「伝家の宝刀」である。何度も抜けるものではない。ただし何度もこの宝刀を抜き、それが「日々の宝刀」となったら、チラシをやめても構わない。むしろ、それがサミットが目指す理想の姿かもしれない。

アメリカのトレーダー・ジョーにはチラシはない。そのかわりに「フィアレスフライヤー」という新商品紹介冊子を1カ月に一度発行する。それが面白くて、楽しくて、大人気となっている。もちろんベースにはエブリデーロープライス政策がある。日本でエブリデーロープライス戦略を採用して、チラシを廃止すると、売場の面白さや楽しさが一挙になくなってしまう。

チラシをやめても「日本一楽しいスーパーマーケット」が日々、運営できれば伝家の宝刀はいらなくなる。

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