8月百貨店インバウンド動向|台湾豪雨で最終週台湾客激減するも売上高2割増

日本百貨店協会のインバウンド推進委員会が、2018年8月の「インバウンドの売上動向」を発表した。調査対象は93店舗。

免税総売上高は258億4000万円、前年同月比20.0%増となり、21カ月連続で前年を上回っている。このうち、一般物品は147億6000万円で14.5%増、消耗品(化粧品・食料品等)は110億8000万円で28.3%増だった。

客数は23.3%増加して、41万人。2013年2月から67カ月連続で伸長している。しかし、中国から日本への航空チケットの値上がりや、8月25日に発生した台湾豪雨の影響で、とくに最終週の台湾客は激減した。また、1人当たりの購買単価は6万3000円で、2.7%前年同月を下回っている。

外国人観光客の人気商品は、1位が化粧品、2位がハイエンドブランド、3位食品、4位婦人服飾雑貨、5位婦人服・洋品と7月と順位は変わらず。化粧品の人気が相変わらず高い。

免税手続きカウンターでの国別購買は、1位が中国、2位が韓国、3位香港、4位台湾、5位タイ、6位シンガポール、7位マレーシア。前月7月と比べると、韓国と香港の2位3位が入れ替わったが、ほかは変わらず。台湾客の激減が報告されたが、台湾も前月と同じ4位に留まった。

■8月免税売上高の一般物品と消耗品の比率

>外国人観光客の売上高・来店動向速報2018年8月

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