8月通販統計|売上高964億円1%増/通信教育・家庭用品好調、衣料品苦戦
公益社団法人日本通信販売協会(略称=JADMA、東京都中央区、阿部嘉文会長)が、8月度の売上高調査を発表した。正会員462社のうち、協会の理事社・監事社を中心とする会員企業130社を対象に調査している。
会員企業は、アスクル、ジャパネットホールディングス、ジュピターショップチャンネル、スタートトゥデイ、ベルーナの大手EC企業、百貨店、家電チェーン、イオンドットコムなどの大手小売業だ。アマゾンジャパンは参加していない。
総売上高は963億7700万円で、前年同月比1.0%の増加。回答した96社中、1社当たりの平均受注件数は、6万4140件。
商品別で、前年同月を上回ったのは3ジャンル。「通信教育・サービス」は10.0%と二桁増。「家庭用品」も9.1%増で大きく伸長した。「雑貨」は4.4%増。雑貨のうち、とくに「文具、事務用品」は12.6%増と大きく伸長した。
一方で、「衣料品」は14.9%減と苦戦した。また「食料品」は1.0%減。しかしその中で、「健康食品を除く食料品」は10.0%増と好調だった。記録的な猛暑で飲料系が伸びたのだろう。
商品別の売上高(構成比)、前年同月比は以下の通り。
衣料品 132億2800万円(13.7%)▲14.9%
家庭用品 166億1100万円(17.2%) +9.1%
雑貨 472億7200万円(49.0%) +4.4%
・文具、事務用品 262億8600万円(27.3%)+12.6%
・化粧品 88億8700万円( 9.2%) ▲0.3%
・上記を除く項目 120億9900万円(12.6%) ▲7.2%
食料品 171億4400万円(17.8%) ▲1.0%
・健康食品 121億5100万円(12.6%) ▲4.9%
・健康食品を除く 49億9300万円( 5.2%)+10.0%
通信教育・サービス10億8800万円( 1.1%)+10.0%
その他 10億3500万円( 1.1%) ▲3.9%