9月百貨店インバウンド動向|台風被災の大阪不振も福岡・名古屋好調で6.3%増

日本百貨店協会のインバウンド推進委員会が、2018年9月の「インバウンドの売上動向」速報を発表した。調査対象は93店舗。

免税総売上高は246億5000万円、前年同月比6.3%増となり、22カ月連続で前年を上回っている。このうち、一般物品は122億7000万円で0.9%減、消耗品(化粧品・食料品等)は123億8000万円で14.6%増だった。

客数は18.1%増加して、40万6000人。2013年2月から68カ月連続で伸長している。

9月は、4日に発生した台風21号と30日の24号の影響で、大阪地区では臨時休業した百貨店もあり、売上げは前年を大きく下回った。しかし、大阪に滞在していた外国人観光客は、名古屋や福岡へ宿泊先や観光ルートを変更してショッピングしたため、総売上高は前年をクリアした。一人当たりの購買単価は6万1000円で前年を10%下回った。

外国人観光客の人気商品は、1位が化粧品、2位がハイエンドブランド、3位食品、4位婦人服飾雑貨、5位婦人服・洋品と8月と順位は変わらず。化粧品は人気が高い。

免税手続きカウンターでの国別購買は、1位が中国、2位が韓国、3位香港、4位台湾、5位タイ、6位シンガポール、7位マレーシア。こちらも8月と同じ順位だ。

>外国人観光客の売上高・来店動向速報2018年9月

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