9月通販統計|総売上高1049億円1.3%減/通信教育・衣料品は二桁減
公益社団法人日本通信販売協会(略称=JADMA、東京都中央区、阿部嘉文会長)が、9月度の売上高調査を発表した。正会員465社のうち、協会の理事社・監事社を中心とする会員企業130社を対象に調査している。
会員企業は、アスクル、ジャパネットホールディングス、ジュピターショップチャンネル、スタートトゥデイ、ベルーナの大手EC企業、百貨店、家電チェーン、イオンドットコムなどの大手小売業だ。アマゾンジャパンは参加していない。
総売上高は1048億9800万円で、前年同月比1.3%の減少だ。回答した99社中、1社当たりの平均受注件数は、6万6777件。
前年同月を上回ったのは雑貨と家庭用品の2ジャンル。全体の51%を占める雑貨は2.9%増となり、そのうち30%に当たる文具、事務用品は7.2%増と大きく伸長した。家庭用品は2.4%伸びた。
一方で、通信教育・サービスは14.4%減、衣料品は13.9%減と大幅にダウンした。健康食品は6.0%減と引き続き低調だ。それを除く食料品は3.9%増だが、食料品全体では3.4%前年を下回った。
商品別の売上高(構成比)、前年同月比は以下の通り。
衣料品 165億1600万円(15.7%)▲13.9%
家庭用品 168億8100万円(16.2%) +2.4%
雑貨 534億7500万円(51.0%) +2.9%
・文具、事務用品 303億6800万円(29.0%) +7.2%
・化粧品 83億6200万円( 8.0%) ▲5.2%
・上記を除く項目 147億4500万円(14.1%) ▲0.5%
食料品 157億9700万円(15.1%) ▲3.4%
・健康食品 113億7100万円(10.8%) ▲6.0%
・健康食品を除く 44億2600万円( 4.2%) +3.9%
通信教育・サービス 10億7200万円( 1.0%)▲14.4%
その他 11億5700万円( 1.1%)+10.6%