11月百貨店インバウンド動向|クリスマス限定化粧品好調で免税売上高9.6%増

日本百貨店協会のインバウンド推進委員会が、2018年11月の「外国人観光客の売上高・来店動向」の速報を発表した。調査対象は93店舗。


免税総売上高は277億円、前年同月比9.6%増となり、24カ月連続で伸びている。売上高のうち一般物品は145億3000万円で1.2%増。また、消耗品(化粧品・食料品等)は131億7000万円で、20.7%と大幅に増加した。

客数は18.4%増えて43万3000人。2013年2月から70カ月連続で伸長している。

11月は、クリスマス限定化粧品が売上げを伸ばした。しかし、9月以降、中国税関当局が、帰国した旅行者への国境審査を厳格化したことで、高額商品の買物需要は落ち着いた状態だ。

外国人観光客の人気商品は、1位が化粧品、2位がハイエンドブランド、3位食品、4位婦人服飾雑貨、5位婦人服・洋品。10月と順位は変わらない。

免税手続きカウンターでの国別購買は、1位は不動の中国。そして、2位は香港、3位は韓国、4位台湾、5位シンガポール、6位タイ、7位マレーシアと続く。2位3位の香港と韓国は10月と順位が入れ替わり、5位と6位のシンガポールとタイも入れ替わった。しかし上位7カ国の顔ぶれは同じで、近隣アジア諸国が上位を占めている。

関連カテゴリー

統計 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧