12月百貨店インバウンド動向|売上高8.4%増/2018年25.8%増

日本百貨店協会のインバウンド推進委員会が、2018年12月の「外国人観光客の売上高・来店動向」の速報を発表した。調査対象は93店舗。

免税総売上高は302億2000万円、前年同月比8.4%増。過去2番目の売上げで、25カ月連続で伸びている。売上高のうち一般物品は168億7000万円で0.9%増。また、消耗品(化粧品・食料品等)は133億5000万円、19.6%増と好調だ。

客数は10.9%増えて44万6000人。2013年2月から71カ月連続で伸長している。

12月は、消耗品と化粧品の売上げが伸びた。また、クリスマスシーズン向けのハイエンドブランドや高級腕時計、美術工芸品など高額品を購入する顧客も多かった。

外国人観光客の人気商品は、1位が化粧品、2位がハイエンドブランド、3位食品、4位婦人服飾雑貨、5位婦人服・洋品。10月、11月と順位は同じで、化粧品は相変わらず人気商品だ。

免税手続きカウンターでの国別購買は、1位は中国。そして、2位は香港、3位は韓国、4位台湾、5位シンガポール、6位タイ、7位マレーシアの順。国別も11月と変わらず中国は不動の1位を確保している。

2018年の年間(1月~12月)免税売上累計も報告された。

免税年間総売上高は3396億6000万円(25.8%増)と前年に比べて大きく伸長した。そのうち、一般物品は1887億8000万円の17.9%増、消耗品は1508億8000万円で37.2%増という結果だ。

関連カテゴリー

統計 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧