1月コンビニ統計|カウンター商材・中食好調で既存店0.8%増だが客数1.0%減
日本フランチャイズチェーン協会(東京都港区、中山勇会長)が、1月度コンビニエンスストア「統計調査月報」を発表した。
1月はカウンター商材や中食が引き続き好調で、既存店、全店とも売上高は前年を上回った。おにぎり、調理麺、惣菜、冷凍食品が売上げを伸ばした。しかし、既存店の客数は1.0%減で、3カ月連続で前年を下回っている。
既存店売上高は、7924億1700万円。前年同月比0.8%増で、3カ月連続で前年を上回った。しかし、客数は1.0%減り、12億3829万人だった。客単価は640円で1.7%増加した。
全店売上高は8769億7700万円で2.7%増、客数は1.3%増の13億4999万人。店舗数は1.0%増の5万5779店舗なので、1店舗当たりの平均日販は50万7000円、客数は781人となった。
商品分野別売上高では、日配食品は0.03%増、非食品は2.6%増。しかし、加工食品は1.3%減。サービスは5.3%増と伸びている。
調査の対象企業は、(株)セイコーマート、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソンの7社。
このうち大手コンビニ3社の1月既存店売上高は、セブン-イレブン1.1%、ファミリーマート0.3%と2社は増収。ローソンは0.7%前年を下回った。既存店客数は、セブン▲0.3%、ファミマ▲1.1%、ローソン▲2.3%で、3社とも前年に届かなかった。